横浜・黄金町エリアにある展示スペース兼カフェ「竜宮美術旅館」で2012年2月17日から3月18日のうちの20日間、「RYUGU IS OVER!!-竜宮美術旅館は終わります」が開催されています。
「RYUGU IS OVER!!-竜宮美術旅館は終わります」
戦後まもない1945~48年に建てられた「竜宮美術旅館」は、数年前まで廃墟となっていましたが、地域のNPO法人や建築家たちによりカフェやギャラリーを持つ建物に生まれ変わりました。昭和の香りが漂う外観はもちろん、増改築が繰り返された痕跡やレトロなインテリアが独特な雰囲気を演出し、参加アーティストや来場者に親しまれてきました。しかし、黄金町エリアの再開発に伴い、2012年3月には取り壊されます。
長い歴史に幕
今回の"最後の展覧会"では、ビジュアルアートの可能性を追求することをテーマに、美術コレクターで同展のキュレーターを務める宮津大輔氏が14組の個性的なアーティストを選出。この展覧会をきっかけにアーティスト同士でコラボ作品を手がけたり、この場所にあった作品を新たに制作したりと、同展ならではの作品が並んでいます。また、同施設を運営してきたカフェユニット「L PACK」は空間演出を担当しています。
開館時間は期間中の月・金・土・日曜日の13時から21時まで(一部作品の鑑賞は20時まで)。入場料は500円で、期間中なら何度でも入場可能です。
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