2011/12/14

海外バーゲン事情 アメリカ最強セールは「深夜0時」開始!

日本では年に2回、夏と冬にバーゲンセールの最盛期がやってきますが、海外ではどうでしょう? アメリカのバーゲン事情は、ちょっと違うようです。

アメリカのセールは、祝祭日に合わせて開催されることが多いのが特徴です。たとえば、夏は独立記念日に合わせた「インディペンデンスセール」、秋は収穫祭の翌日から「アフターサンクスギビングセール」、冬は「アフタークリスマスセール」が開催されるといった具合です。以前紹介したフランス(関連記事:海外バーゲン事情 パリジェンヌに「衝動買い」はない?)をはじめとするヨーロッパやアジアでも夏・冬の年2回開催するところが多いので、アメリカは特殊です。

4時間レジに行列、踏み潰される店員・・・ 壮絶な現場も

LA在住のライター・野村香奈さんによると、収穫祭とクリスマスの後に行われるのが、アメリカの2大セール。ファッションだけでなく大物家電など、何でも大幅値下げされるそうです。

「(ほかのセールとは)街の人の意気込みも違います。私はセールなんて...と思っていましたが、去年のアフターサンクスギビングセールで『これはおいしい!』とはまりました」

と話します。

アフターサンクスギビングセールは、11月の第4金曜日に始まるため、「ブラックフライデー」とも呼ばれています。この日はアウトレットもデパートもブランド路面店も、全米のありとあらゆるお店が深夜0時にオープン! 最近では、フライングで木曜22時にオープンする店や、オンラインでもセールを行うブランドも登場しています。

ハワイ・アラモアナSCにある、トリーバーチでは入場制限が・・・
ハワイ・アラモアナSCにある、トリーバーチでは入場制限が・・・

人気店の前には長蛇の列。テントを張って数日前から待機している人もいます。アメリカは車社会なので、道路も大混雑。場所によっては、高速道路の3、4つ手前の出口から渋滞します。スムーズにショッピングするには、0時到着を目指すのではなく、数時間前から駐車場に入って待ち構えておく必要がありそう。海外在住のバイヤーと日本国内の消費者を結ぶ通販サイト「waja(ワジャ)」では、2011年12月6日から初めて「ブラックフライデー特集」をスタートさせました。特集掲載から12月中旬にかけて、アメリカ在住のバイヤーから続々と品物が届きます。バイヤーからは、「あまりの混雑ぶりに(セール会場の)写真を撮っている余裕はない」、「客に踏み潰される店員を目撃した」、「レジ前に4時間並んだ」など、壮絶な体験談も寄せられています。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]アウトレットは衝撃の安さ しかも円高で・・・
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