人気少女漫画の映画化「ホットロード」の完成披露試写会が東京・新宿でこのほど行われ、主演の能年玲奈、登坂広臣、鈴木亮平、太田莉菜、落合モトキ、木村佳乃らが舞台挨拶した。能年は「原作の空気を大切に演じた。必死に頑張った」と語った。
木村佳乃と親子に見える?
この日はキャストが登場すると、会場から大きな歓声が上がった。心に傷を抱えた少女と不良少年の純愛を描き、1980年代に大きな話題を呼んだ同作。主人公の少女・和希を演じた能年は、緊張気味に小さな声で「原作の空気を大切に演じました」とあいさつ。会場から「かわいい」の声が上がった。
また、相手役の春山を演じた登坂は、今回が映画初出演。「全力で挑んだので、心に残るものを持って帰ってもらえれば」と自信を示した。さらに春山の先輩役・鈴木は「原作でも人気があったキャラクター。カリスマ性もあり、どう演じるか悩んだ」と振り返った。
ドラマ「あまちゃん」で初々しい魅力を見せた能年は、この日が21歳の誕生日。今回母親役を演じた木村佳乃がケーキを手に登場すると「めちゃくちゃ興奮しています」と驚いた様子。能年は「木村さんに初めてお会いした時、『親子に見える。大丈夫』と言ってもらえてうれしかった」と笑顔。木村は「『あまちゃん』が大好きで毎日欠かさず見ていた。目がきれい。ピュアでかわいい」と我が子のように語った。
さらに、印象に残るシーンについて、能年は「和希が春山を殴るシーン。登坂さんに『思い切り来て下さい』と言われ、ありがたかった。結構痛かったと思う」と感謝。登坂は「本気で来てくれたので、自分の中のものを引き出してもらえたと思う。結構いい音もしていた」と振り返った。
最後に能年が「原作の澄んだ空気が再現されていると思います。必死に頑張りました。お楽しみ下さい」と客席に呼びかけ、舞台あいさつを締めくくった。
「ホットロード」(2014年、日本)
監督:三木孝浩
出演:能年玲奈、登坂広臣
2014年8月16日(土)、全国公開。作品の詳細は公式サイトまで。
記事提供:映画の森
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。