先週1週間、テレビをつければ2020年東京五輪のことしかやっていなかった。ワイドショーは東京招致団のスピーチテクニックから「お・も・て・な・し」に、当然出てくるファッションチェック。驚いたのは、招致団メンバーの選手行きつけのお店まで紹介されて、お店のご主人が出て来て選手のこぼれ話をする始末だ。
これでもかと五輪ネタばかりで食傷気味になったところに、五輪競技会場を見渡せる晴海付近では早くもテロ対策訓練が行われたなんてニュース、臨海地域のタワーマンションの人気が急に出てきたなんて、五輪にまつわる話や出来事の第2弾が出てきた。
外国人に不評...ペラペラしゃべり過ぎる機械
五輪開催決定を受けての反応はいろいろあるけれど、私が気になるのは2つだ。
「出口はこちらの扉が開きます」
「ピコピコピコ~。いらっしゃいませ。ありがとうございました。ピコピコピコ~」
「お金のお取り忘れにお気をつけください。ピピーンピピーンピピーン」
「ティラリン~。あと5分でお風呂が沸きます」
東京に来た外国人は喋る機械の多さまず驚くという。設置される場所によっては、日本語だけでなく英語、韓国語の案内もある。でも、これが外国人たちにはどうも不評らしい。うるさいというのだ。日本人の親切心がアダとなり、かえってわずらわしいそうだ。そんなに機械がペラペラしゃべらなくてもいいだろう。自分で判断することもできるのに、機械に誘導されているようで嫌だ。五輪で世界中から関係者や観光客がやってくることで、音声ガイダンスがどう変わるのかがとても気になる。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。