これでパラリンピック開催とは恥ずかしい
気になる2つ目は、この音声ガイダンスのそもそもの目的にもなる目の不自由な方など、ハンディキャップを抱えている人たちへの対応だ。東京の街はとてもじゃないけれど、歩きやすい街ではない。歩道もツギハギが多くてボコボコで、車いすでは移動しにくく、地下鉄でも未だエスカレーターがない駅もある。渋谷駅なんて、あんなに上下移動ばかりなのに、バリアフリーが全く感じられない。
パラリンピック開催にあたって、街がもっとみんなに優しくなるのかが気になる。以前、目が車いすに乗る目が不自由な方とお話した時の言葉を思い出す。「焦ることはできるけれど、僕たちは急ぐことができない」
さまざまな問題を抱えていながら、それらを封印しつつ、とにかく五輪開催決定で浮かれモードにマスコミが牽引した後は、しっかりと対策を考えていく番組があってもいいのではないだろうか。気持ちを高揚させるばかりでは、もっと大切に考えていかなくてはいけないことを見落としてしまう。あと7年。いったいどうなっているだろうか。それは、私たち自身が考えつくり上げていくものでもある。
モジョっこ
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。