美容家が教える 大人のプチプラコスメ
エイジング美容研究家として活躍する遠藤幸子さんが優秀なプチプラコスメを紹介。大人の女性でも満足できるアイテムをプロの目線から厳選、詳しい解説とともにお伝えします。
2024/10/26

美容家が快眠と美容のためにしていることは?取り入れやすい入浴テクニックを聞いてみた。

秋の深まりとともに、気温が下がっていくこの時期は、冷えから血行不良を招き、肌の調子や眠りの質を下げてしまうことがあります。肌の調子や眠りの質を良いものにするために、今の時期から入浴方法を見直しませんか?

今回は、快眠と美容を意識した入浴テクニックを紹介します。

入浴すること自体で期待できる効果は?

入浴することは身体を清潔に保つだけでなく、温熱作用や水圧作用、浮力作用によって全身の血行促進、疲労回復、むくみ解消、美肌などの効果が期待できます。

加えて、湯船の設定温度や入浴時間、入浴方法、使用する入浴剤などによってさらなる効果も期待できます。

ここでは、目的別におすすめの入浴方法について紹介します。

交互入浴で、代謝アップ・むくみ解消を目指す

体が冷えると血行不良に陥り、代謝が悪くなってしまうことに。代謝が悪くなると肌のターンオーバーが乱れ、エイジングの進行や肌トラブルを引き起こすリスクが高まります。太りやすくもなってしまうので注意しましょう。

特にこれからの季節は寒さのせいで運動不足になりやすく、脂肪を蓄えやすくなる時期でもあります。

秋冬に一気に老けたり、太ったりすることがないように、入浴では代謝アップを目指すことが大切です。

また、長時間同じ姿勢でいることが多い人はむくみ解消を目指して、交互入浴を取り入れるのがおすすめ。

温泉やサウナへ行った際には、温泉やサウナといった体を温める場所と水風呂など体を冷やす場所を交互に行き来する入浴法を。

自宅で無理なく実践したいなら、40度程度の湯船に浸かることと、洗い場で体や髪を洗うのを交互にする方法もあります。

日頃デスクワークが多く、下半身が冷えてむくみやすい筆者自身が実践しているのは、39~40度程度の湯船に2~3分肩まで入って温まり、その後に冷水のシャワーを肌にあてる(目安として両足で20~30秒くらい)のを2、3回繰り返す方法。全身の血行を促進する目的で毎日行なっています。

それに加えて、湯船の中で簡単な下半身のストレッチをするのも、むくみ解消効果が期待できるので実践しています。

最初は冷たいシャワーを下半身にあてるのに抵抗がありましたが、今ではすっかり習慣になり、むくみによる靴下の跡がつきにくくなりました。

ゆったりと湯船に浸かり、疲労回復・快眠を目指す

疲労回復や快眠を目指すなら、38?40度程度のぬるめのお湯に15?20分浸かるのがおすすめ。副交感神経が優位になり、リラックス効果が期待できます。

このときにゆっくりと深呼吸すると、よりリラックス効果が期待できます。鼻から吸って口からその倍の時間をかけてゆっくりと息を吐くと、心が落ち着いてきます。

快眠を目指すなら入浴するタイミングも大事。人は深部体温が下がっていくときに眠気を感じるので、就寝予定時刻から逆算して1時間?1時間半ほど前に入浴を終えるよう心がけましょう。

ぬるめのお湯に浸かり、美肌を目指す

美肌を目指すなら湯船の温度に注意すること。熱めのお湯では肌に必要なうるおいを奪うことにつながるからです。38?40度程度のぬるめのお湯に浸かりましょう。

また、1番風呂は避け、2番目以降に入浴するのがおすすめです。なぜなら、1番風呂は水道水に含まれる少量の塩素が肌にとって刺激となる可能性があるから。

つまり、2番目以降は人の皮膚に付着した皮脂や汚れ、古い角質などがお湯の溶け込むことで塩素が中和される効果が期待でき、湯の肌あたりがやわらかになると考えられます。入浴剤などで対処する方法もありますが、肌が敏感な人は特に意識してみてください。

いずれの入浴方法も体調と相談しながら無理のない範囲で行うことが何よりも大切です。また、入浴前後にはコップ1杯程度の水をゆっくりと飲むことや、入浴後に身体を冷やさないことも大切です。目的に合わせて入浴方法を変えるなど秋の夜長のバスタイムを楽しんでください。

遠藤幸子

遠藤幸子

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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