どんなシーンなら肌を冷やしてもいいのか?
では、肌を冷やすこと自体が絶対にNGかといえば、決してそうではありません。たとえば、紫外線の影響を強く受けたとき、肌はやけどと似たような状態になっています。そんなときには肌を冷やし、ほてりを鎮めることが重要です。冷たいタオルやガーゼなど薄手のものでくるんだ保冷剤などを肌に当て、ほてりを鎮めましょう。
朝のメイクのりをよくしたいなら、冷やすだけでなく、温めて
メイクのりをよくする目的で肌を冷やしたいというなら、温冷美容を取り入れるのがおすすめです。やり方は、下記の通り。
1.朝、洗顔を済ませてからスキンケアを行う。
2.電子レンジなどで蒸しタオルを作り、肌を温める。
3.冷たい水に浸したタオルなどで肌を冷やす。
温めることと冷やすことをセットで行うなら、最後に肌を冷やして終えるのでも構いません。ただし、冷やし過ぎはNG。肌が冷たくなったと感じたら冷やすのをやめ、肌にできるだけストレスをかけないようにしましょう。
温めることと冷やすことは繰り返しても構いませんが、2セットまでに留めるのがベスト。温冷美容のメリットは、血流を促進させることにあります。そうすることで朝に感じやすい血行不良によるくすみ、むくみなどにアプローチすることができ、メイクのりをよくする効果も期待できます。
とはいえ、どんな美容法も肌の状態を考慮して行うことが大切です。肌トラブルが起きているときには控えるなど無理のない範囲で行いましょう。
遠藤幸子
エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。