岡﨑弘子さんと"ブッコロー"のマスコット
110年以上の歴史をもつ書店チェーン、有隣堂。老舗ながら、YouTubeで本や文房具のユニークな情報を発信して人気を集め、チャンネル登録者数が29万人を突破しています(2024年7月10日現在)。
なかでもファンの多い出演者の一人が、有隣堂文房具バイヤーの岡﨑弘子さんです。おっとりとした口調で文房具愛を炸裂させる岡﨑さんと、ちょっと毒舌なチャンネルMC「R.B.ブッコロー」とのやりとりが、たくさんの視聴者に愛されています。
6月21日にはついに、岡﨑さんが著者となる初の書籍『有隣堂 名物バイヤー岡﨑弘子の愛すべき文房具の世界』が発売されました。
"推し"や"沼"をもつ人にインタビューする連載「好きってなんなん?」第10回は、有隣堂の店舗「STORY STORY YOKOHAMA」にお邪魔し、岡﨑さんが今伝えたい、とっておきの文房具の魅力について聞いてきました。
"蓄光"が一番のお気に入り
まずは一番お気に入りの文房具を紹介してほしいとお願いしたところ、岡﨑さんは、テーブルの上に"蓄光"の文房具をどんどん並べ始めました。
「今日も日差しが、蓄光するのに最適だなと思って......」(取材は7月上旬)
「蓄光、大好きなんです。普段から使っていますよ。黒い持ち物とか、暗いところでぼやんと光ってると『あ、ちゃんと持ってるな』とわかったり。パソコンとか、大事なものにつけています。
4つの箱がセットになっている『ペンコ ストレージ コンテナー グロー』(2750円)には、眼鏡とか、踏んだら困るものを入れて使っています」
さらに、取材当日に持ってきていたバッグにも蓄光キーホルダーが。
有隣堂の広報担当の方が、キーホルダーが光り輝く瞬間を激写していました。これは確かにいいかも......。
岡﨑さんの後ろ姿と、本領を発揮する蓄光キーホルダー(写真提供:有隣堂)
『~愛すべき文房具の世界』でも、「部屋の明かりを消した瞬間にいろいろなところに忍ばせている蓄光文具が光りだすのですが、これがたまりません」と、熱い思いを書いています。
『有隣堂名物バイヤー岡﨑弘子の愛すべき文房具の世界』(扶桑社)
蓄光のほか、猫モチーフや手紙グッズなど、ときめく文房具がたくさんあるという岡﨑さん。なぜ、こんなにも文房具に心を掴まれているのでしょうか。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。