2024年6月23日から7月22日まで、倉敷国際ホテル本館1Fレストラン「ウィステリア」（倉敷市中央一丁目）にて「大原美術館特別展【異文化は共鳴するのか？大原コレクションでひらく近代への扉】名画ランチVol.3」が開催されています。

カンディンスキーの抽象画をモチーフとして

大原美術館に所蔵されている世界の名画をモチーフに、倉敷国際ホテルのシェフが創ったスペシャルランチのシリーズです。今回の題材は、抽象画の巨匠、ワシリー・カンディンスキー「尖端」。彼が用いた技法や特徴を、ランチで表現。具体的な対象そのものでは無く、その造形要素を作品に落とし込むことが作品の特徴とされている彼の絵ですが、メインの料理は生涯を終えたフランスでこよなく愛される郷土料理「カスレ」をモチーフにした一品。本来白いんげん豆と豚や鴨、ソーセージなどを使用した煮込み料理ですが、異なる調理法でそれぞれの食材に合った調理を施し、備前焼の皿をキャンバスに見立てて構築するといった、カンディンスキーの絵画の技法を取り入れた逸品です。少し難しいイメージのある抽象画をモチーフにした今回のランチを、作品と共に楽しんでみませんか。

料金は3600円（税込・サービス料別）。開催時間は11時から14時30分までです。予約が必要なので詳細は公式サイトを確認してください。

＊ 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。