結婚式場サポート事業などを展開するリクシィの調査によると、20代の64%が結婚式の"ご祝儀が高い"と感じていることがわかりました。
3万円は妥当か?
リクシィは、2024年4月24日にX上で令和の若者374人に調査したアンケート及びインターネットリサーチで20代〜40代の361人に向けた追加サンプリング調査の結果を公開しました。
友人や同僚などの結婚式において一般的な相場であるとされるご祝儀金額は、3万円。
年代別に「3万円のご祝儀は高いと思うか?」と質問したところ、20代の64%が「高い」と回答しました。
ご祝儀が高いと回答した人の声として、
「24.5歳あたりの結婚式ラッシュで立て続けの出費がイタい」
「ご祝儀の金額設定が世の中の物価、給与と合ってなさすぎる」
「自分は結婚も結婚式もしないので一方的に支払うだけだけなのが辛い」
「お祝いしたいだけなのに社会的に3万円と決められてしまっているのが謎」
という意見が上がっています。
令和5年に国税庁が発表した調査によると、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は20~24歳で273万円、25~29歳で389万円。
リクシィの調査でも、毎月の平均的な貯金額については、20代の73%が「毎月の貯金は3万円以下」と回答しています。
3万円という金額が多くの20代にとっては、なけなしの出費になっている場合もあるようです。
SNS上でも、「いくら仲のいい友達でも三万は高いと思う」「ご祝儀ってなんでこんなに高いの」「ご祝儀3万円って家計には痛手なんだよな〜」と、昨今の物価上昇なども相まって自由に使えるお金が限られている中、3万円のご祝儀が多くの若者にとって負担となっている様子がうかがえます。
昨今ではゲストからご祝儀をもらう代わりに一定の会費をゲストに支払ってもらう会費婚や、披露宴と二次会の中間のようなスタイルの1.5次会など、これまでの慣例にとらわれない結婚式をする人も。
今後はご祝儀も含め、新しい結婚式のカタチが、若い世代から広がっていくかもしれませんね。
(東京バーゲンマニア編集部)
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。