日本クレジット協会が実施している調査によると、2023年1月~9月までの不正利用被害額は、過去最高だった前年同期よりも大幅に増えています。10月~12月分はまだ発表されていませんが、おそらく1年を通じた不正利用被害額は過去最高になるでしょう。
筆者も被害にあっている
筆者もこれまで何度か不正利用被害、または不正利用被害未遂の経験があります。
特に怖いのはカードを「持っているだけ」で被害や被害未遂に合うことです。筆者はカードを落としたこともなく、さらに実物の「カード」が発行されないカードなどでも被害にあっています。
このような被害にあう理由は「クレジットマスター」と呼ばれる手口の存在です。カード番号には法則があり、正しいカード番号を簡単に割り出すことができます。そのカード番号を元に、有効期限やセキュリティコードを割り出す手口が最近増えているわけです。
たまたま筆者のカード番号があたり、セキュリティコードや有効期限が当たってしまうとカードを使われる事になります。
カードを一度も提示したことがなくても、カード到着後にはさみを入れても、それこそ到着した状態で金庫にしまっておいても被害に合う可能性があるのです。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。