栗を大量にいただいてしまいました。とても立派でおいしそうなのですが、素直に喜べないのは、過去の経験があるから。
かったい鬼皮としぶとい渋皮に苦戦し、「腱鞘炎になってしまう!」と思うほど(大げさではありません)手が痛くなり、途中でなんかもうイヤになっちゃって、熱湯につけたり冷凍したりする方法にも挑戦したものの、結局は包丁片手に地味で孤独な作業。で、苦労した割に夕飯の栗ご飯への家族の反応は薄かったような...。
グチっても仕方ない。山ほどの栗がすでに目の前にあるのですから。ということで、ちょっと気になっていたSNSで話題の裏ワザに挑戦しました。
栗の中身がコロンと出てくる?
砂糖と油を入れた水でぐらぐら煮るやつです。話題になっていた映像では、栗の中身がコロンと出てくる様子が見ているだけでとっても気持ちよいのです。なぜ砂糖なのか?なぜ油なのか?はさておき、Let's challenge!(失敗の可能性も考えて、まずは少量で)
※事前に栗をたっぷりの水に半日つけました。こうすることで皮の中に潜む虫を出す効果があり、鬼皮や渋皮の処理が少し楽になるようです。
<やり方>
1.栗の丸いほうの鬼皮に横向き1本線の包丁目を入れる。そのまま裏側もちょこっと包丁目。(硬いし、すべりますよ...。この時点で結構大変です。ケガにご注意ください)
2.鍋にひたひたの水と砂糖大さじ1強、油大さじ3を入れ、ふたをし、火にかける。
3.ぐらぐらしてきたら弱火にし、またふたをしてそのまま煮込みます。
4.栗が柔らかくなったらふたをあけ、そのまま水分を飛ばす。水がかなり濁っています。アサリの口が開くように、ちょっと開いてきましたよ♪
5.できあがり...?
え、えええ!?なんか中身ごと真っ二つに割れているんですけど。大丈夫なの?
意外と、このまま手でちょっとむけばコロンと中身が出てくるんじゃない?と、最後の希望をかけてむいてみましたが、鬼皮も渋皮もしつこくへばりついたまま。油と砂糖で手がべたべたになったあげく、身がぽろぽろ状態になってしまいましたよ!なぜ!!
しかも、油と砂糖という最強コンビで鍋もキッチンも汚れたし...。チーン。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。