ANA Payとは?
ANA Payは2020年10月に開始したコード決済サービスです。JAL Payと同じくSmart Code加盟店で利用できます。ANA JCBカードからのチャージでマイルが最大1.1%たまる特典もあります。
このANA Payが2023年5月に大幅リニューアル。これまでコード決済サービスのみの提供でしたが、新たに開始したのはタッチ決済。これまでのANA PayをANA Pay(コード払い)、新しいANA PayはANA Pay(タッチ払い)と分けてあります。今後、ANA Pay(コード払い)は終了予定で、新しいANA Pay(タッチ払い)に組み込まれるようです。
通常、年1回国内旅行するような家庭であっても、ディスカウントチケットを利用すると、たまるマイルはわずかです。3年間の有効期限内に特典航空券(無料の航空券)として利用するのはほぼ不可能。せっかくマイルをためたのに、いつもマイルは失効すると感じている型も多いでしょう。
今回リニューアルしたANA Pay(タッチ払い)の最大のメリットはANAのマイルをチャージして利用できるようになったことです。さらに、1マイル=1円として1マイル単位でチャージできるのがポイント。
チャージしたANA Payの残高はVisaのタッチ決済・iD加盟店、オンラインのVisa加盟店などで利用できます。
国内旅行で500マイルたまれば、500円分としてコンビニでVisaのタッチ決済やiDで利用したりできるため、わずかなマイルも無駄になりません。
また、以前はJCBブランドのみしか対応していなかったクレカチャージもJCBの他、Visa、Mastercard、Diners Clubにも対応するなど使い勝手も向上しています。
2023年5月に新型コロナウイルス感染症も5類感染症に移行し、GWや夏休みの旅行も大幅に伸びています。航空会社は旅行サービスに加え、金融サービスに力を入れることで、マイルで生活できる新たな経済圏を作りだし、一気に業績を回復させるのが狙いでしょう。
菊地崇仁
ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。