2023/3/12

「ガリガリ君」が約20年ぶりにリニューアル!アイス研究家が食感のヒミツを解説

従来品(上)、リニューアル品(下)

赤城乳業のアイスバー「ガリガリ君」が、約20年ぶりにリニューアルします。2023年3月中旬より、順次全国で発売予定です。

ガリガリ君の"ある部分"が新しくなったそうなのですが......。

今回は、これまでに5万個以上ものアイスを食べ歩いたアイスマニアの筆者、シズリーナ荒井が、「NEWガリガリ君」について詳しく解説します!

さらにガリガリとした食感に

1981年に発売した「ガリガリ君」は、外側がアイスキャンディーで、内側がガリッとした歯ごたえのかき氷という、食感のリズムが心地よい二重構造です。

筆者提供 1歳1ヶ月(左)、現在(右)

みなさんは普段、ガリガリ君を何気なく口にしていると思いますが、カッチカチのアイスキャンディーになじみが深い世代からすると、外側と内側の食感が違うアイスキャンディーはとても斬新でした。

筆者が1歳1か月で初めて食べた「ガリガリ君」ソーダ味の、ガリガリッとした食感は今でも覚えています。

前回は2002年にリニューアルを行っており、今回そこから約20年ぶりに生まれ変わりました

生まれ変わった部分とは、「氷」。アイスの中に含まれる"氷の粒"がリニューアルされました。

ガリガリ君の氷は、ゆっくりと時間をかけて凍結させた不純物の少ない氷「純氷」に、後からシロップを混合させたものです。硬く溶けにくい純氷を使用することで、"ガリガリ食感"が実現しています

リニューアルに伴い、純氷をより粗く削り、大きい氷の割合を増やすことで、さらにガリガリとした食感を目指したといいます。

アイス研究家である私は、一足先にリニューアル品を取り寄せて、試食をしました。

リニューアル品(左)、従来品(右)

まず、リニューアル品と従来品の外見を比較しても、変化はありません

リニューアル品(左)、従来品(右)

ただ、アイスの断面を比較すると、確かに氷粒の大きさに変化が見受けられます。

リニューアル品(左)、従来品(右)

実際に試食してみると、「ガリガリ」っとした食感のインパクトが大きくなった気がします。

そこで、氷粒の大きさを改めて深掘ってみると、面白い結果が出ました。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]「新ガリガリ食感」のヒミツ
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