従来品(上)、リニューアル品(下)
赤城乳業のアイスバー「ガリガリ君」が、約20年ぶりにリニューアルします。2023年3月中旬より、順次全国で発売予定です。
ガリガリ君の"ある部分"が新しくなったそうなのですが......。
今回は、これまでに5万個以上ものアイスを食べ歩いたアイスマニアの筆者、シズリーナ荒井が、「NEWガリガリ君」について詳しく解説します!
さらにガリガリとした食感に
1981年に発売した「ガリガリ君」は、外側がアイスキャンディーで、内側がガリッとした歯ごたえのかき氷という、食感のリズムが心地よい二重構造です。
筆者提供 1歳1ヶ月(左)、現在(右)
みなさんは普段、ガリガリ君を何気なく口にしていると思いますが、カッチカチのアイスキャンディーになじみが深い世代からすると、外側と内側の食感が違うアイスキャンディーはとても斬新でした。
筆者が1歳1か月で初めて食べた「ガリガリ君」ソーダ味の、ガリガリッとした食感は今でも覚えています。
前回は2002年にリニューアルを行っており、今回そこから約20年ぶりに生まれ変わりました。
生まれ変わった部分とは、「氷」。アイスの中に含まれる"氷の粒"がリニューアルされました。
ガリガリ君の氷は、ゆっくりと時間をかけて凍結させた不純物の少ない氷「純氷」に、後からシロップを混合させたものです。硬く溶けにくい純氷を使用することで、"ガリガリ食感"が実現しています。
リニューアルに伴い、純氷をより粗く削り、大きい氷の割合を増やすことで、さらにガリガリとした食感を目指したといいます。
アイス研究家である私は、一足先にリニューアル品を取り寄せて、試食をしました。
リニューアル品(左)、従来品(右)
まず、リニューアル品と従来品の外見を比較しても、変化はありません。
リニューアル品(左)、従来品(右)
ただ、アイスの断面を比較すると、確かに氷粒の大きさに変化が見受けられます。
リニューアル品(左)、従来品(右)
実際に試食してみると、「ガリガリ」っとした食感のインパクトが大きくなった気がします。
そこで、氷粒の大きさを改めて深掘ってみると、面白い結果が出ました。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。