2023年の注目は「ケーキ」「抹茶」そして...
ズバリ、2023年注目のフレーバーは「ケーキフレーバー」「抹茶フレーバー」「メロン」。
2022年がイチゴのショートケーキが日本で発売されて100年ということで、ショートケーキのような生クリームとスポンジケーキを副素材として使用したアイスケーキのような商品が登場すると予測しています。
定番フレーバーである抹茶フレーバーの強化も2023年見直しが入ると予測します。2022年はローソンウチカフェシリーズで注目を集めた「茶師十段」監修のアイスの売行きが好調でした。そこで、アイスメーカー各社では抹茶の味わいについて研究しているという情報が入ってきています。2023年は新しい抹茶フレーバーが登場する可能性大です。
夏場はメロンフレーバーが注目を集めると思います。2022年はメロンを丸ごと使用した断面が美しいケーキやメロンが海外では高値で取引されていることから、外国人観光客をターゲットにしたフレーバーづくりとして、メロンフレーバーに着手していると予測しています。ただ、味作りだけではなく、口の中で滞在時間の長いねっとりとした食感の設計にも期待したいですね。
いかがでしたでしょうか? アイスは世の中の動きを最終的に形にするトレンドの博物館ですよね。2023年はただ新商品のアイス食べるだけではなく、今までとは違った視点でアイスと向き合ってみてはいかがでしょう。アイスの奥深さを知れると思いますよ。
※画像のアイスはすでに販売が終了している場合があります。
シズリーナ荒井(本名:荒井健治)
アイス現場評論家兼アイス研究家。これまでに5万個以上ものアイスを食べ歩き、年間4000個のアイスを研究する。TV、ラジオなどメディア出演多数。市販アイスのアレンジレシピや企業同士の商品コラボも手がける。著書に「魔法のアイスレシピ」(KADOKAWA)がある。
【Twitter】@sizzleeena/【Instagram】sizzle_feeling426
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。