辛酸なめ子の東京アラカルト
漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんが注目する東京のお出かけスポットやイベントを紹介。辛酸さんならではの視点、現地でのエピソードに思わずニヤッとしてしまいます。
2022/6/13

亀戸の新しい時代を刻む「KAMEIDO CLOCK」のポテンシャル【辛酸なめ子の東京アラカルト#61】

「KAMEIDO CLOCK」のエントランス。パンフかと思うくらい、老若男女が楽しそうに入っていきます

都内の大型商業施設がまだ少なかった90年代からあった、サンストリート亀戸。トイザらスやペットのコジマ、ヤマダ電機、ダイソーなどが入っていて、地元の人にとって便利そうなショッピングセンターでした。

広場のステージではアイドルやお笑いのショーが開催されていて、PerfumeやNegicco、橋本環奈などがステージに立っていたという伝説の地でもあります。「イベントの聖地」とも言われたサンストリート亀戸は惜しまれつつも2016年にクローズ。

でも、数々のアイドルや芸能人がパフォーマンスしたその場所は、運気の良いパワースポットだったのかもしれません。2022年、満を辞して野村不動産グループの商業施設「KAMEIDO CLOCK(カメイドクロック)」がグランドオープンしました。

亀戸の時計が動き出した感じ

まさに亀戸の時計が動き出した感じです。全136テナントから構成される施設で、大型マンションとも隣接、亀戸駅からも徒歩数分という便利な立地で、地元民ではないですがデパート感覚でちょっと立ち寄りたくなります。

1Fには、入ってすぐに「猿田彦珈琲とオキーニョ」というベーカリーカフェや、「Biople」、「JOURNAL STANDARD relume」、「Smith」、「UNITED ARROWS green label relaxing」、「gelato pique」など、サンストリート時代にはなかった高揚感が高まるテナントが入っています。

(天気が良い日は外の席で食事すると気持ちが良さそうな「カメクロ横丁」。石畳に高級感が)

また1Fには複数のグルメエリアがあり、まず入り口近くにあるのが「カメクロ横丁」。「天ぷら天寅」「BUTCHAR OHYAMA」「焼鳥のんき」「にだいめ野口鮮魚店」などが、半分オープンなエリアにひしめいています。

(「にだいめ野口鮮魚店」の「その日の鮮魚3点盛り」は990円というコスパの高さ。かなり新鮮でした)

最初訪れたオープン直後には「にだいめ野口鮮魚店」で安くておいしい魚料理を食べてみました。気付いたらすぐ行列ができている人気店です。

でも、行列はちょっと......という人には1F奥の「SANRISE KITCHEN」という、イタリアンや台湾スイーツなど3つの食の店舗が並ぶエリアがおすすめ。

(わりと穴場の1F奥の「SANRISE KITCHEN」。椅子やテーブルは落ち着く感じでおしゃれでした)

他にも、隣には「南房総やまと寿司」や「肉の田じま」があり、様々なニーズに答えています。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]安くて充実している「カメクロ」グルメ。他のモールにはない店も多数
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