亀戸の新しい時代を刻む「KAMEIDO CLOCK」のポテンシャル【辛酸なめ子の東京アラカルト#61】
安くて充実している「カメクロ」グルメ。他のモールにはない店も多数
さらに4Fには、家族連れにも人気の9店舗が集まったフードコート「アソビバ! フードパーク!」が。
カレーやステーキ、卵かけごはん、うどん、マックにケンタッキーなど安くておいしそうな店が揃っています。なんと540席も。商業施設のフードコートは席取りが熾烈だったりしますが、これだけ席があればどこかしら座れそうです。もちろん女性一人でも、電源席もあって快適に食事できます。

(「アソビバ! フードパーク!」のひとり用電源席。無料Wi-Fiも飛んでます)
2回目この施設を訪れた時は、香川の有名なうどん店「一福」のうどんを食べました。

(「一福」の釜玉うどん。並490円で、高級感漂う味わいでした)
コシがあるのにしなやかな麺と、いい油を使ってそうな天ぷらで、フードコートのクオリティを超えていました。このフロアからは外のキッズパーク的な広場にも出られます。隣にはマンションがそびえていました。ここに住んだら施設内で事足りて、あまり出歩かなくなってしまいそうです。
「カメクロ」は食がかなり充実していて、地下1Fには「カメクロマルシェ」という食の市場が広がっていました。

(断面に心惹かれるB1Fの「マルハチ先手屋」のフルーツサンド。いちごがハート形でかわいいです)
スーパー「ライフ」や各種総菜店、スイーツショップ、タピオカドリンク、北海道食材店、下町っぽい和菓子屋もありました。揚げ物の店「江戸 深川屋」やベーカリー「グランディール」など商業施設初出店がいくつかあって、さすがレアな野村不動産の商業施設。

(B1Fの惣菜はコスパが高い印象。生鮮食品コーナーも充実していました)
しかも惣菜系は、一品が都心のデパ地下より100円以上安い気がします。もしかしたらデパ地下に行く変わりに時々亀戸に足を伸ばしたら、珍しい惣菜が買えて節約になりそうです。
雑貨屋も充実していますが、アウトドア商品を扱っている店や、スポーツ系の店も多い印象です。100円ショップ「Seria」もアウトドアコーナーが前面に展開。亀戸の住人は以外とアウトドア好き、という設定なのでしょうか。

(「アルペンアウトドアーズ」にて。端を持って激しく振るとテントが開いていました。15万円台だそうです)
2F「アルペンアウトドアーズ」では、簡単に建てられるテントが売られていて、家族連れが検討していました。店員さんがテントの端を持って大きく振ると、テントが開いていって地面に建っていて魔法のようでした。

(全天候型の「カメクロコート」。既にアイドルイベントも行われているようです)
かつてこの地は「イベントの聖地」でしたが、この施設内にも「カメクロコート」や、屋外の「カメクロステージ」というステージがあります。2回目訪れた時は抽選会で盛り上がっていました。今後イベントが充実したら周辺の住民だけでなく、遠くから訪れる人も増えることでしょう。
都内の商業施設やデパートに行き慣れた人も、「カメクロ」のテナントは新鮮に見えるかもしれません。「ラクーア」のように施設内の店やトイレに行列ができる、くらいのポテンシャルを秘めている施設です。今のうちにトイレや座れるスペースの位置を把握しておきたいです。

(隣接するマンションの前の広場に柱が建っていて、座れるスペースも。女子高生たちがA4クリアファイルを切ってメガホンを作っていました。地元の人が活用しまくっています)
辛酸なめ子
東京都生まれ、埼玉県育ち。漫画家、コラムニスト。武蔵野美術大学短期大学部デ ザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。近著に、『ヌルラン』(太田出版)、『タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後』(PHP研究所)『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)『愛すべき音大生の生態』(PHP研究所)などがある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。