2022/4/17

サンマルクカフェの「お得なフードロス対策」。「捨てるのが心苦しい」から始まった3つのこと

昨今、度々話題にあがるフードロス問題。飲食店では、消費期限が迫った商品を値引きするなど、あらゆる対策が講じられていますね

カフェチェーンの「サンマルクカフェ」と「サンマルクカフェ+R」各店でも、2021年4月8日から、独自のフードロス対策を行っています。

その名も「チョコっとECO」。購入者がちょこっと得する3つの取り組みを通し、パンの廃棄削減を目指しています

こうした取り組みの裏には、廃棄量の増加はもちろんのこと、店舗で働く従業員からの「もったいない」といった声がありました。

ドリンク1杯無料、3個で300円

「チョコっとECO」では、販売終了の時間が迫ったパンを、お客さんに手に取ってもらいやすいよう、工夫して店に並べています。どれも購入者が得する内容です。

工夫された商品は、3つあります。ひとつめは、ドリンクが無料でもらえるサービス。販売時間の終了が迫る商品にシールで目印をつけて販売する「ECOサンド」を購入すると、「コーヒー」(アメリカン含む)や「紅茶」Mサイズ(ホット/アイス)が無料でもらえます。サンマルクカフェと「+R」の各店で実施しており、「+R」ではフレーバーティーも対象です。

ふたつめは、前日に残った通常1個280円の「プレミアムチョコクロ」(各種)を、翌日朝10時までの限定で、3個390円で販売する「サンキューパック」。「+R」各店で購入可能です。

最後は、販売時間の終了が迫るモーニングやランチセット対象等のパンを、3個300円のセットで販売する「ブレットレスキューパック」。こちらはサンマルクカフェ各店で購入できます。

どれもお得な内容ですが、単に値引きだけでなく、ドリンクサービスのようにロス対策商品を買うと"プラスアルファのお得"というのは特徴的かもしれません。

ちなみに「ECOサンド」になる対象商品は、カフェで販売する「もっちりサンド」(各種)と「サンドイッチ」(各種)、+R店舗で販売する「+Rサンド」(各種)です。

サンマルクカフェのマーケティング担当者に話を聞くと、「もっちりサンド」と「+Rサンド」は、毎日朝の10時からと、ランチ後の14時から、それぞれ最大1時間の間に、残った商品があった場合にのみ貼っているそう。そこから1時間以上が経過したものは廃棄されます。

「サンドイッチ」は、各店舗の閉店時間間際に残っていたときのみ、シールが貼られます。基本的には閉店の1~2時間前に貼っているそうですが、「たくさん作りすぎた時などは早めに貼るところもあります」とのこと。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]「作りがいがある」(従業員)「お得だから買っていこう」(購入者)
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