AIがニュース記事を執筆!?
大量のビジネスメールもAI任せでOK?
なんとも期待の高まるツールが、2022年4月6日現在、SNSで注目を集めています。
それは、日本語の文章執筆AI「ELYZA Pencil」というもの。キーワードを入れれば約6秒で文章生成ができます。2022年3月にデモサイトが一般公開されました。
デモサイトでは、ニュース記事、ビジネス用のメール、職務経歴書を無料で生成できます。
5日にあるツイッターユーザーがこのサービスを紹介すると、わずか1日で5万近くのいいねが寄せられました。
見れば見るほど驚きの機能。記者も試しに使ってみました。
ニュース記事を任せたらまさかの...
まずは「ニュース記事」。ケンタッキーフライドチキンが2022年4月6日に、「チョコパイ」を定番メニュー化したというニュースを作ります。
キーワードは「ケンタッキーフライドチキン」「2022年4月6日」「チョコパイ」「定番メニュー化」の4つを入れて、AI執筆をスタートします。
記事の見出しは、いい感じの仕上がりです。「ケンタッキーが『チョコパイ』を2022年4月6日から定番メニュー化!」と、内容があっています。ただ、本文の後半はちょっと適当に作成されました。
そこで、新たに「生地はサクサク」と「230円」の2つキーワードを追加して、執筆をしてもらいました。
すると、本文もかなり事実に即したものに。キーワードを多めに入れると、精度が高まって、求めている内容になりやすいかと思います。
続いて「メール文」を試してみます。イライザに取材を依頼するメールを作ります。
キーワードは「イライザ様」「東京バーゲンマニア」「取材依頼」「4月中旬」「1時間」の5つ。
メールのタイトル「取材のお願い」はあっていますが、本文の内容がかなりちぐはぐになってしまいました。
さらに「イライザペンシルについて」「2022年4月中旬」のキーワードを追加したところ、ますます違う方向性になっていましました......。
もしこの機能を活用してメールを作成する場合は、むしろざっくりとしたキーワードを少なめに入れて、できあがった文章をたたき台として、アレンジするのがよさそうです。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。