全部美味しくて脱帽!チョコレートバイヤーが激推しする「レアチョコ」5選
通販サイト「フェリシモ」が運営する、世界のレアチョコレートを集めた特別企画「幸福(しあわせ)のチョコレート」には、2022年も他では手に入らない魅力的なチョコが出そろいました。
フェリシモで20年以上チョコレートバイヤーを務める「みり」さんが、ローカルチョコレートにこだわり、自分の足で世界を駆け回って見つけた、著名ではないけれど地元で愛されているおいしいチョコが集結しています。
そこで今回は、2022年、みりさんがコロナ前に関係を築いた世界中のショコラティエやオンラインで打ち合わせを重ね協力を仰いだショコラティエ達の作品のなかから、特にみりさんが激推しするチョコレートを5つ紹介します。
記者も試食し「これは!」と思ったチョコばかりです。
試食セット
今アジアのチョコが熱い!
ひとつめはマレーシアのカカオ農家が作るチョコレートショップ「チョコレートコンシェルジュ」の「ツリーツゥバーボンボン」(4316円)。
6種類のボンボンの中でも「バナナコーヒー」に魅了されました。
こちらのお店はBean to Barの先を行く、"Tree to Bar"。チョコレートの樹を栽培して、チョコレートを作り上げるまで全て一貫して行っています。自然農法にこだわっていて除草剤を一切まかないで育てたマレーシアのカカオを使い、バナナやパイナップルなどマレーシアの特産物でチョコを作っているといいます。
みりさんによると、近年、ベトナム、マレーシア、インドネシアが品質の良いカカオを安定して供給できるようになり、チョコ業界の新しい風となっているそう。「凝ったガナッシュも美しいチョコのデザインも、欧米に匹敵するクオリティ」だそうです。
食べてみると、カカオの香りが豊潤で、ヨーロッパの人気チョコレートに引けを取らないクオリティだと感じました。
コーヒーの味わいにバナナのフルーティさが加わるという凝ったガナッシュで、いくつもの味わいや香りが一粒につまっています。
2つめは南アフリカ「ジャック ラビット」の「ブラックタブレット」(3021円)です。
斬新な見た目でアーティスティックな真っ黒のチョコです。かなりレアなトーゴ共和国のカカオ、南アフリカ限定のクーベルチュールを使っています。
ダークチェリーが練りこまれていて、爽やかな酸味がたまりません。一口食べるとカカオの香りとほろ苦いビターチョコレートの味わいが口いっぱいに広がります。ふにゃっと柔らかい歯ごたえのダークチェリーの果肉の酸味がとてもいいアクセントになっていました。
3つめはフェリシモ初登場のドイツ「コンフィズリー ルス」のショコラプラリネ「シュトライヒ プラリネ」(3021円)。
中からとろーりと上質なヘーゼルナッツのプラリネがあふれ出てきて、食べれば食べるほどクセになるチョコレートボンボンです。
そのまま食べて美味しいと思ったのですが、実は温かいパンに乗せて割り、スプレッド状に塗って食べることを想定して作られたチョコだと聞きびっくり。
ホテルでは、銀のお皿に乗って提供されるそうですよ。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。