貯まったポイントはすぐに使うのが鉄則です。理由は、ポイントは自分の物ではないためです。銀行口座の残高のように、自分のアカウントにポイント数が表示されているため、自分の物と思ってしまいがちですが、実際は企業の物になります。
例えば、アカウントの乗っ取り被害に遭い、ポイントでギフト券を購入されたとします。この場合、被害届を出そうとしても被害者ではないため被害届は出せません。被害届を出すのは、不正アクセスされた企業側になります。
従って、ポイントを使わずに貯め続けるのはリスクであり、さらにポイント制度が変更される場合は基本的に改悪です。ポイントは増えることはないため、すぐに使うのが最もお得な方法となります。
ポイントも「元本割れ」したくない
最近流行っているのがポイントでの運用・投資サービスです。
ポイント自体が特定の投資信託に対して増減する「ポイント運用」、ポイントで証券を購入する「ポイント投資」の2種類ありますが、運用成績によっては元本割れすることがあります。もちろん、ポイントなので、元本割れでも、それほど気にすることはありませんが、減ったというのは事実です。
ポイントですら元本割れさせたくない、と言う場合に使えそうなサービスが「ポイント利息」です。
公式サイトより
楽天ポイントが2021年10月から開始した「楽天ポイント利息」は、定期預金のようにポイントを預けます。月末までに預けたポイントに応じて、翌5日に利息が付きます。利息は月利0.009%となり、年利では0.108%。
最近の普通預金口座の利息は年利で0.001%程度ですので、100倍程度お得です。
100ポイント以上1ポイント単位で預けることができますが、キャンペーンなどで獲得した期間限定ポイントや他社のポイントから交換したポイントは預けることができません。
引き出しは1ポイント単位で引き出すことができ、引き出すとすぐにポイントが反映されます。欲しい商品があった時に、引き出せばすぐに利用できるため、使い道のないポイントはとりあえず「楽天ポイント利息」に入れておくとよいでしょう。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。