先日からキャッシュレス業界が悪い意味で賑わっています。ドコモ口座で不正利用が判明したと言う内容です。2020年9月22日時点での被害額は2776万円です。
「ドコモ口座って何?」「そもそもドコモ利用者じゃないし」と言うような人でも関係してきますので、しっかり確認して自分の財産を守りましょう。
通帳、印鑑、キャッシュカードが手元にあっても被害に
ドコモ口座とは、オンラインで送金や買物に利用できるアカウントのことです。
口座と言っても銀行口座ではなく、一般的な銀行口座を連携しての振替、セブン銀行ATM、コンビニ、ペイジーなどから入金することができます。
入金した残高は、ドコモ口座同士で送金したり、オンラインショッピングで利用したりする事ができます。しかし、本物の銀行口座ではないため、キャッシュカードや通帳などはなく、ATMで出金したり(条件次第では可能)、他行宛に振り込んだりすることはできません。
ドコモ口座という名称ですが、ドコモ利用者以外でも利用できます。以前は、ドコモ利用者のみに限定していたサービスですが、この誰でも使えるように変更したことで大きな問題が起きたわけです。
ドコモ口座の不正利用事件とは、犯罪者は何らかの方法で入手した銀行口座をドコモ口座に登録し、その入金残高が利用されたと言う事件です。「だからよくわからないサービスは使わない方が良いんだよ」「キャッシュレスは怖いから全て現金払いが安全」という事ではなく、ドコモ口座を保有していなくても、ドコモの利用者じゃなくても、銀行口座を保有しているだけで被害に遭う可能性があるのです。
銀行口座情報が盗まれた理由はわかりませんが、通帳、印鑑、キャッシュカードが手元にあったとしても被害に遭う可能性があります。従って、全ての人がしばらくの間は保有している銀行口座残高を定期的に行う必要があるのです。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。