【第121回】ETCってこんなに「お得」 利用メリットまとめ
年度末に近づくと、筆者が必ず行うのがETCマイレージサービスのポイント交換です。
まず、ETCとは「Electronic Toll Collection System」の略称で、高速道路の料金所付近の渋滞解消などを目的に開発されました。基本的にはクレジットカードに紐付いたETCカードを車載器に差し込んで利用します。通過した料金は後日クレジットカードに請求されるという仕組みです。
割引特典を受けられる!
まず、ETCを利用するメリットとしては、ノンストップで料金所を通過できます。
さらに、平日朝夕割引(後述するETCマイレージサービス登録者限定)、休日割引、深夜割引などの割引特典も受けられます。休日に車で地方部の高速道路を利用すると30%割引です。
ただし、割引対象外区間などの条件もあるためしっかり確認しておきましょう。
クレジットカードのポイントをゲット
次にETCの利用料金については、基本的にクレジットカードで支払われるため、クレジットカードのポイントが貯まります。例えば楽天カードのETCカードを利用した場合は、100円に付き1ポイント貯まるため、700円の通行料を支払った場合は、楽天スーパーポイントが7ポイント貯まります。
注意点としては、ETC利用分についてはポイントが貯まりにくかったり、貯まらなかったり、逆にポイントが増えたりする場合があります。
ライフカードのETCカードの場合、ETCカード利用分についてはポイント対象外になっています。逆に、三菱UFJニコスのVIASOカードはETCカード利用分のポイントが2倍になります。クレジットカードの引落となるため、クレジットカードのポイントと全く同じと考えないようにしましょう。
もう一つの注意点としては、ETCカードの年会費です。例えば、楽天カードの場合、ETC利用分についても1%分のポイントが貯まります。しかし、ETCカードの年会費は500円(税抜)となり、年会費無料の楽天カードにもかかわらず、年間5万5000円程度のETC利用がなければ損することになるのです。
楽天カードの場合は、楽天PointClubの会員ランクがダイヤモンド会員・プラチナ会員であること、または楽天ブラックカード、楽天プレミアムカード、楽天ゴールドカード保有者の場合はETCカードの年会費が無料になる特典もあるため、これらの条件に当てはまる場合は楽天カードのETCを利用するのは○です。
その他のカードでは、年に1回以上ETCカードを利用するとETCカードの年会費が無料になるなどの条件がある場合もあり、ETCカードの年会費はしっかり確認しておくようにしましょう。例えば、旅行で利用するためにETCカードをバックアップで契約したけど、しばらく旅行で使わなかったために年会費がかかってしまったと言うパターンもあります。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。