京都国立近代美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町26-1)にて、2019年1月12日から2月24日まで、「世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新にむけて」が開催されます。
関連イベントも開催
アパレル会社の創業者、平明暘氏が集めた世紀末ウィーンのグラフィック作品コレクションの展覧会です。1897年の分離派結成から1914年の第一次世界大戦勃発までのウィーンでは、グスタフ・クリムトやヨーゼフ・ホフマンらを中心に、新しい時代にふさわしい芸術、デザインのあり方が模索されました。中でもグラフィックの分野は、印刷技術の発達や雑誌メディアの隆盛を背景に発展。そこで同展では、300件にのぼる膨大なコレクションとともに、平明氏旧蔵のリヒャルト・ルクシュの石膏彫像や貴重なアドルフ・ロースの家具一式も加え、世紀末ウィーンの息吹と魅力が紹介されます。
また、「世紀末ウィーンとグラフィック―芸術の総合と民主化の試み」 や「グラフィック表現の背後にあるもの―世紀末の印刷―(仮)」といったレクチャーや、ギャラリーツアー、「墨流し染でつくるオリジナルハンカチ」のワークショップも開催されます。
開館時間は9時30分から17時(金土は20時)まで。入館は閉館30分前までです。休館日は毎週月曜。ただし、1月14日と2月11日は開館です。観覧料は1000円です。2月24日は天皇陛下御在位30年を記念して、入館料が無料になります。レクチャーなどの関連イベントの詳細は公式サイトを確認してください。
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