2017/8/ 2

水は食べながら飲んじゃダメ! 食事中にやりがちな「老ける習慣」5個

鏡に映る自分の顔に気になる肌悩みを見つけると、人はどうにかしようと新しいケアに躍起になる傾向にあります。しかし、新しいケアを始める前にその肌悩みの原因となっている生活習慣を見直すことの方が嬉しい効果を実感できる場合が多々あります。

そこで今回は、食事中にやりがちな老けるNG習慣をご紹介したいと思います。

あなたもやっていない? 食事中にやりがちなNG習慣

(1)噛む時は片側で

人には誰しもクセというものがあります。そのひとつとして挙げられるのが「片側で噛む」こと。これは噛み合わせも関係していることで、左右どちらか一方が噛みやすいと感じる人が多い傾向にあります。噛みやすい側でばかり噛んでいると、その反対側の筋肉が衰え、たるみを招くことにつながります。逆に、よく噛んで食べることは口周りの筋肉を鍛えてたるみを防止することにつながります。そのためできるだけ左右同様によく噛んで食べることを心がけましょう。

(2)早食い

忙しい人によく当てはまるNG習慣としては「早食い」が挙げられます。よく噛んで食べなければ消化や吸収がされにくくなってしまい、せっかく食べた栄養素がきちんと身にならなくなります。その結果、肌が栄養不足に陥って肌のハリ・弾力が低下したり、腸内環境が悪くなって肌荒れを引き起こしたりします。また、よく噛んで食べないと胃腸に負担をかけることにもつながります。胃腸の働きが弱まるとたるみを引き起こして、ほうれい線を招くといわれているので注意したいところです。

逆によく噛んで食べることは前述のようにたるみを防止することになるほか、唾液の分泌を促すことによって活性酸素の抑制につながるといわれています。というのも、唾液には老化の大きな要因である活性酸素を分解して無毒化させる酵素が含まれているから。いつも食事は30分以内で済んでしまうという人は早食いの可能性があります。ひと口あたり30回以上噛んで食べることから始めてみましょう。

(3)足を組みながら

食事をしている時に限らず、座っている時に足を組む人は多いのではないでしょうか。しかし、足を組むという行為も老化を招くNG習慣です。足組みは、血流が悪くなったり、骨盤を歪めたりする原因に。血流が悪くなると体が冷えて太りやすくなるほか、血液がドロドロになって重大な疾病につながる恐れすらあります。そこで食事の際は浅めに腰掛け姿勢を正し、両足を均等に床につけて食事することを心がけましょう。

(4)お水を飲みながら

食事中水分をとるという人はとても多いと思います。特に辛い物を食べる時にはお水が欠かせませんよね。しかし、この誰もがやってしまいがちな行為も残念ながら老化を招くNG習慣です。食事中に水分をとると胃酸や消化酵素が薄まることに。そうすると、せっかく口にした食べ物の栄養が胃で消化されずに小腸に届くことになります。その結果、全身、つまり肌にも栄養が行き渡らなくなるほか、未消化の食べ物を分解するために小腸で多くの酵素が無駄遣いされることになり、痩せにくい体質を作ることにつながります。注意しましょう。

水分補給は食事の30分前から控え、食事中はもちろん、食後も可能なら3時間控えるのが効果的です。しかし、続けていくには無理は禁物! 特に夏は3時間も水分を控えることは脱水を引き起こす危険があります。そのため食事中と食事の前後30分前の間コップ1杯に留める程度から実践されることをおすすめします。

このほか、頻繁に水分をとると活性酸素を撃退するのに効果があるといわれる唾液の分泌を妨げることにつながります。そのため水分摂取は1時間にコップ1杯など「間」を作ることも心がけましょう。

(5)猫背

食事中ついついなってしまう猫背も、実は老化を招くNG習慣です。背中にある大きな筋肉「僧帽筋」が硬くなることによって血流が悪くなったり、表情筋の動きが悪くなったりして顔のくすみやたるみを招くことにつながります。そのため食事中でも胸を張って姿勢を正すことを心がけましょう。

日々の習慣を見直すことこそが効果的なアンチエイジング対策といえます。ぜひ無理のない範囲でできることから始めてみましょう。

遠藤幸子 遠藤幸子

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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