譲りたいけど断られたらどうしよう
電車で誰かに席を譲っている人を見ると、心が和みます。それがさりげない仕草であれば、なおさら好感度はアップ。でも、10代~70代男女3413人を対象にした調査で、「優先席で席を譲るべき」と考えている人は75.9%で、2013年に実施した時よりも17.1%減少していることが判明しました。
一方、「どちらとも言えない」と回答した人は15.5%で、前回から9%増えています。
この3年間で、"譲り合い精神"に何が起きたのでしょうか――?
心が折れてしまった元・譲る派
考えられるのは、なんらかの経験から譲ることに躊躇してしまうようになったということ。聞いてみると、約6割が「席を譲ろうとして断られた経験がある」と回答しています。半数以上の人が、高齢者や身体の不自由な人、妊娠中の人、子連れの人など、"席を譲るべき相手"に断られてしまった経験があるようです。
見知らぬ人に声をかけるのは勇気のいることです。断られ方にもよりますが、もしむげにされたら、心が折れてしまいますよね。
でも、席を必要としている人は確実にいます。お互い気持ちよく、席を譲り、譲られる極意を経験者から学びましょう。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。