みくり×百合ちゃんのような、よき相談相手が多数
ドラマさながらなのは、呼び方だけではありません。半数近くの叔母が「姪に何らかの悩みを相談されたことがある」と回答しました。そして4人に1人が、姪の両親にも言っていない2人だけの秘密を共有する関係にあると答えています。
相談内容は、「進路・勉強の悩み」が49.9%でトップ、続いて「家族の悩み」(36.4%)、「友達の悩み」(34.9%)でした。
悩みを打ち明ける関係の2人。お互いをどのように思っているのでしょうか?
叔母の半数が姪のことを「娘のような存在」と答え、姪の4人に1人が「母のような存在」と答えました。
朝日大学の中畑千弘教授は、「叔母にとっては実の娘に比べ責任が少ないため接しやすく、姪にとっても口うるさく言われないので話しやすい」と、叔母と姪が仲良くなる背景を解説します。
「LINEによってコミュニケーション頻度が増えたことで、定期的に会っているような感覚になりやすく、直接会った際に会話が生まれやすい点も見逃せません。(中略)イマドキの女子中高生にとって、おば・姪の関係性は『友達以上、母娘未満の関係』と言えるのではないでしょうか」
調査は、資生堂ジャパンが2016年10月に実施。首都圏と京阪神圏で、中高生の姪がいる30〜59歳の女性1000人と、叔母がいる女子中高生100人が対象。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。