ハウスキーパーが来る前にお掃除?
ホテルで部屋を交換してもらったことはありますか――? この質問に「ある」と答えた日本人は27%。世界8か国で比較してみると最下位で、異例の低さです。
例えば、マレーシアやインドでは「ある」が6割。気に入らないとルームチェンジするのが当たり前な外国人に対し、日本人はレジャーで訪れた旅先のホテルでも謙虚なようです。
ほかにも色々ある、日本人と外国人のホテルの過ごし方の違い、調べてみました。
ホテルでもせっせと部屋の整理
日本人の79%は、部屋の整理もハウスキーパーには任せず、自分ですると答えています。ホテルにも関わらず約5人に4人は自ら部屋をキレイにしているようです。
それはインド(50%)、香港(60%)、シンガポール(69%)、アメリカ(72%)などと比べても高い数字です。人さまにしてもらうのは落ち着かないという日本人の律義さが出ていますね。
他国との違いがはっきり表れるのが、「ルームサービスのとらえ方」です。
ルームサービスは「必需品」と考えるか、「ぜいたく品」と考えるかを聞いたところ、日本人の6割以上が「ぜいたく品」と回答。一方で、香港、マレーシア、インド、タイでは8割以上の方が「必需品」と回答しています。
「贅沢は敵」という考えが浸透している日本人では、ホテルで優雅に過ごすということは難しいのかも知れません。よく言えば、もてなされるよりもてなす方が得意な国民性なのでしょう。
ああ、なんて奥ゆかしい日本人! ......と誇らしく思うのはまだ早いですよ。今回の調査では、日本人のセコさ(?)も明らかになってしまいました。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。