ニキビ「あり」と「なし」 双子を比較
さて、1205人のうちニキビ経験者は約4分の1でしたが、彼女たちのテロメアには共通点がありました。それは、ニキビ歴のない人のより明らかに長いということ。つまり、ニキビ経験者はそれだけ老化が遅く進み、肌が若々しいということです。
さらにチームは同じ双子でニキビを発症する人と発症しない人を比較し、ニキビの発症に関連する遺伝子を特定。その結果、生まれつきニキビになりにくい人は、皮膚の細胞死を促す遺伝子が活発に活動している傾向が強いことがわかったのです。つまり、ニキビになりにくい人は、それだけ肌の老化が進みやすいというわけです。
テロメアとニキビ遺伝子の関係はまだ明らかにされていませんが、ニキビ経験者の肌の方がいつまでも若々しく輝いていることは確かなようです。
若いころニキビに泣かされた人は、少々お待ちを。羨望のまなざしを受ける日はすぐそこです。
結果は皮膚科専門誌「Journal of Investigative Dermatology」(電子版)の2016年9月27日号に発表されています。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。