聞こえますか? 髪の悲鳴
半数以上の人がシャンプーしすぎで髪が傷んでいることを実感しているのに、毎日シャンプーしたい人は約9割――。「ロレアル パリ」が20代から40代の女性600人を対象にした調査で、日本女性の抱えるこんなジレンマが浮き彫りになりました。
「美髪=毎日シャンプー」は思い込み
髪の悩みは多い順位に「パサつき」69.2%、次いで「ひろがり」52.3%、「うねり」49.7%。これらの髪トラブルの多くはシャンプー剤を使った洗髪のしすぎが関係しているということは聞いたことがある人は多いですよね。
日本人の「シャンプーしすぎ」は海外と比べるとよく分かります。日本人は毎日シャンプーする人が77.3%もいるのに、海外ではわずか23.0%。また、海外ではシャンプー剤を使わない「ノー・プー」を実践している人も多くいますが、日本ではまだまだ浸透していません。
日本には"美髪のためには毎日のシャンプーが欠かせない"という意識がいまだ根強く残っているよう。「髪のために実施していることで、1番重要だと思うケア」を聞いてみると、「シャンプー」が最も多く、半数以上の65.3%でした。
でも、そんなに気を使って毎日シャンプーしていても、現実には自分の髪に満足している日本人女性は少ないのです。「満足していない」(18.3%)と「あまり満足していない」(46.7%)を合わせると、65.0%は自分の髪の状態に満足していません。
日本人の潔癖さとマメさがアダになってしまっているようですね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。