2016/4/14

狙うは「女性のひとり呑み」 スタバ、タリーズ、ケンタッキー...「カフェDEちょい呑み」急増中

戦略は40種の豊富なアルコールメニュー

高田馬場に新業態をオープンしたのは、「KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)」です。夜時間帯がバル形式になる、ちょっと変わったシステム。昔から寄せられていたという「チキンとビールの組み合わせを楽しみたい」というニーズに応えてのことだそうです。

"CASUAL×FASHION×POP"がコンセプトの内装は、シンプルながら遊び心あふれた女性も入りやすい雰囲気です。広報の茂呂朋子さんは、「女性1人や2~3人で軽く飲んでいく、という方もいらっしゃいます」と、女性のお客が多いと話します。

店の特徴は、40種以上と豊富なアルコールメニュー。サントリーと共同開発したオリジナルハイボール「カーネルハイ」(460円)も用意するなどかなり力を入れています。

「お酒の種類が多いのは、また次に来てもらうきっかけづくりです。『ワインとチキンで食べてみたいな』『次はカーネルハイが飲みたいな』と、色々な楽しみ方が広がるといいですね」(茂呂さん)

うーん、これは"ちょい呑み"よりも、「オリジナルチキン(ハーフポテトつき)」(300円)と合わせて"ガッツリ"いきたいかも!

3つのお店にも共通しているのが「ターゲットは女性」ということ、そして「ちょっと高めの価格帯」であること。どのお店もアルコール1杯+つまみで1000円を越えるので"せんべろ"という言葉とは縁遠そうですが、「フードチェーンやファミレスで1人呑みはちょっと、だけどバーとかは敷居が高くて......」と悩んでいた女性には"待ってました!"に違いありません。

これまでとはちょっと違う「カフェDEちょい呑み」はまだ始まったばかり。女性たちのニーズを受けて、ぐんぐん広がって将来は当たり前になっちゃうかもしれませんね。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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