2016/4/14

狙うは「女性のひとり呑み」 スタバ、タリーズ、ケンタッキー...「カフェDEちょい呑み」急増中

吉野家、ガスト、なか卯――。ファミレスやフードチェーン店での「ちょい呑み」は、帰りにほんの少し飲んで帰りたいな、というビジネスマンたちに広がりを見せています。

そんな中、2016年に新たな波としてきて登場しているのが「カフェDEちょい呑み」。3月30日には「STARBUCKS EVENINGS」、3月31日には「タリーズコーヒー プライムファイブ」、4月1日には「KFC高田馬場店」とカフェチェーンが連続でお酒を提供する店をオープンしました。

どの店舗も、ターゲットは働く女性。仕事帰りにふらっとひとりで立ち寄れる気軽さ――が、ポイントのようです。

仕事帰りの女性がリセットして家に帰れるように

「30~40代の働く女性がターゲットです。丸の内というビジネス街の立地も重視しました。仕事を終えた女性が寄って、気持ちをリセットして、リフレッシュして家に帰れるような、そんな空間を目指しています」

と話すのは、スターバックス コーヒー ジャパンの広報、山口哲司さん。

「STARBUCKS EVENINGS」は、そもそも北米で2010年から展開していたプログラムで、今回、日本風にアレンジして新東京ビル(丸の内)にオープンした、というわけです。

メニューも"女性が1杯のワインでちょうどよく"楽しめるようにと、ワイン自体へのこだわりはもちろん、フードもワインと合うものを追求して作ったそう。たとえば、スイーツ「タルトレット」とワインのセットメニュー(1200円)では、女性が片手で軽く持てる食べやすさとサイズ感にするなど、"女性目線"の工夫が見られます。

「夜は1人で飲んでいく女性もいらっしゃっています。カップルで、という方もいました」と、戦略は当たっていると話す山口さん。

彼女たちは、ワイン×タルトレットだけでなく、スコーンなど通常メニューと組み合わせて、自由に楽しんでいるそうです。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]「後からちょい呑みを加えた」タリーズ
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