【ブーム調査隊】「ゆう活」で終業16時15分時代に?今できる効果的な使い方を考えてみた
出勤時間を1~2時間早めて終業時間をその分繰り上げることで、夕方からの時間を有意義に使ってもらおうという「ゆう活」。今年から国家公務員を対象にスタートし、2015年7月1日のスタート時はニュースなどでも取り上げられましたよね。
勤務開始時間を早めた分だけ早く帰れるため、中には16時15分終業という人もいるようです。たかが1~2時間、されど1~2時間。もし今早めに仕事が終わったら、どんなことができるんだろう...? 東京バーゲンマニア編集部でも、こんなアイデアを出してみました。
●平日にゆっくり美術鑑賞/国立西洋美術館、東京都美術館など(上野)土日はいつも長蛇の列の上野の美術館。有名作家や作品の企画展となればなおさらです。平日に来られれば、待たずにすむのに...と思ったことのある人、ゆう活を利用しましょう。
国立西洋美術館、東京都美術館の平日の閉館時間は17時30分。閉館30分前までに入館できれば、駆け足ですが美術鑑賞を楽しめそうです。ゆう活スタート日の1日、安倍晋三首相が訪れたのも国立西洋美術館の「ボルドー展」でしたね。
国立西洋美術館は毎週金曜日、東京都美術館は特別展開催中の金曜日の閉館時間が20時まで延長されるので、美術館のはしごもできるかも。
ちなみに、上野にある、ほかの施設は残念ながら厳しそうです。 国立博物館、国立科学博物館と上野動物園の閉館・閉園時間は基本的に17時。国立博物館、国立科学博物館は特別展開催中の金曜日のみ20時まで延長しますが、上野動物園の閉園時間は常に17時です。しかも、上野動物園は入園および入園券・年間パスポート販売が16時までのため、今のところリスト外です。
●新パレードの場所取りもOK/東京ディズニーランド、東京ディズニーシー(千葉・幕張)行列ができる場所といえば、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーも代表格。東京ディズニーランド、東京ディズニーシーには、平日18時からどちらか片方で使える「アフター6パスポート」があります。幕張までの移動時間を考えても、16時15分に仕事が終われば閉園時間の22時まで、思う存分ディズニーワールドを満喫できそうです。
ディズニーランドでは、リニューアルした「エレクトリカルパレード・ドリームライツ」(19時35分~)が9日にスタートしたばかり。パレード観賞は場所取りがキモですが、18時と同時に入場すれば余裕で臨めそうです。シンデレラ城にディズニーキャラクターたちが浮かび上がるプロジェクションマッピング「ワンス・アポン・ア・タイム」(20時35分~)も、しっかりはしごできそうですね。
魔法使いの弟子になったミッキーがディズニーファンタジーの世界を創造するディズニーシーのナイトエンターテイメント「ファンタズミック!」は、20時10分スタート。こちらも場所取りが大変なことで知られていますが、仕事帰りでもショーを堪能できそうです。
●京都日帰り弾丸ツアーで祇園祭宵山観賞/八坂神社(京都)せっかく夕方早く帰れるのに、近場じゃ満足できない! という女子には、「東京を夕方出発、京都日帰り弾丸ツアー」なんていかがでしょう?
京都は現在、日本三大祭の一つに挙げられる「祇園祭」のまっ最中です。行事の中でもハイライトとされる山鉾行事「宵山」は、前祭が7月14日から16日まで、後祭が21日から23日まで。どちらも火曜日から木曜日の平日で、夕刻スタートです。
ということでシミュレーション。
東京駅16時30分発の新幹線のぞみに飛び乗ると、京都駅には18時50分に到着します。京都駅から京都市営地下鉄烏丸線に乗れば、四条駅まで約3分。19時すぎには祇園祭のただなかに立っている計算です。
祇園祭を2時間半ちょっと楽しんだら、東京にトンボ返り。帰りは、京都駅発の東京行き最終の新幹線に乗ります。のぞみは21時37分発。東京駅には23時45分の到着です。
計算上は2時間半以上、京都に滞在できることになりますが、露店などが立ち並ぶ15、16日は京都市街の混雑が予想されます。ここまで書いていておいてなんですが......、余裕をもったスケジュールの方が安全そうです。
ちなみに新幹線料金は片道1万3910円です。ひと夏の思い出づくりにいかが?
世間への認知はこれから、という感じの「ゆう活」ですが、皆さんもいろいろなアイデアを出して、有意義な時間を過ごしてみてくださいね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。