渡辺謙、56年ぶりの快挙
今年のミュージカル部門の主なノミネート作品としては、1951年のアカデミー賞受賞映画を舞台化した『パリのアメリカ人』と、レズビアンの作家アリソン・ベクダルの自伝小説をもとに、アイデンティティや家族のきずなについて描く意欲作『ファン・ホーム』の2作品が、いずれも最多の12部門にノミネートされました。
また、今年のトニー賞は日本でも話題になっています。というのも、ハリウッド映画でも活躍している渡辺謙がミュージカル『王様と私』の王様役でミュージカル主演男優賞にノミネートされているのです。日本人俳優としては、ナンシー梅木が主演女優賞にノミネートされて以来56年ぶりの快挙です。
授賞式の模様は、今年もWOWOWで放送されます。6月8日8時から生中継があります。これは同時通訳が入る二か国語放送です。そして6月13日20時からの再放送には、日本語字幕が入ります。待ちきれない人は生中継版を、英語が苦手な方は日本語字幕版をオススメします。
今年のトニー賞作品はどの作品が受賞するのか。渡辺謙は日本人として初のミュージカル主演男優賞を受賞できるのか。見逃せません!
出雲 あきら(いずも・あきら)
演劇評論家。ラジオや雑誌等で多くの演劇コーナーを担当。トニー賞授賞式に20年出席している唯一の日本人。広告会社電通に勤務する会社員でもある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。