仕事に疲れて帰宅後、億劫に感じるのがメーク落とし。「今日1日くらい、いいや」と、化粧したまま寝てしまった...という経験をお持ちの人も多いのではないでしょうか。そのたった1日のさぼりが、実は大きな落とし穴なんです!
1日さぼると、30日洗顔していない肌と同じ
ポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランド「decencia(ディセンシア)」が、30~40代の働く女性100人を対象に日々のメーク落としについて意識調査を行ったところ、81%の女性がメーク落としを「面倒」と感じていることが分かりました。
「メーク落としを面倒臭いと感じる」と答えた女性を対象に「メークを落とさないで寝てしまうことがありますか」と質問したところ、「1年に1回以上メークを落とさず寝てしまう」と答えた人は68%にも達しました。
トップの14%で並んだのが「月に1回程度ある」と「半年に1回程度ある」。13%で次点だったのが、「週に1回程度ある」。週の中日やウイークデー最終日の金曜は、疲れがピークに達して動けなくなりますよね。......分かる気がします。
驚くのは、「週3回程度ある」が11%で3番手だったこと。10人に1人以上が、ほぼ2日に1回メークを落とさず寝ているということになります。
実は、「1日メーク落としをさぼると、30日洗顔していない肌と同じ」なのだそう。紫外線、空気に触れて酸化したメークから発生した「活性酸素」がシミやくすみ、しわやたるみなどの肌老化の原因になるほか、肌表面に留まった1日分の皮脂、汗が菌の温床になってニキビ、吹き出物の肌トラブルを引き起こします。加えて、落とさなかったメークが皮膚呼吸を妨げて「肌の生まれ変わり(ターンオーバー)」も阻害してしまうのだとか。
もし「...やってしまった!!」というときには、毛穴を開いて汚れを落としやすくするために、ぬるめのお風呂にじっくりつかり、顔に温めたタオルをのせる、クレンジングは、汚れが詰まりやすいTゾーンからのせて、ニキビができやすい額、小鼻、フェースラインは丁寧になじませる、などのケアが大事です。
また、「いつもの1.5倍のローションで保湿」は、メークのため皮膚呼吸できずに乾燥してしまった肌の救済策。いつもの1.5倍の化粧水を丁寧に重ねづけし、肌が手に吸いつくまで保湿します。
1か月のスキンケアの努力を1日で無駄にしてしまわないためにも、できればメーク落としは毎晩心掛けたいですね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。