美魔女ブームに象徴されるように、昔と比べるといくつになっても若々しくきれいな女性が増えた気がします。今の女性は、本当に以前より美しくなっているのでしょうか? プロポーションづくりの総合コンサルティング企業「ダイアナ」が1986年の創業以来30年蓄積してきた86万人以上のコンサルティングデータ(2014年12月末現在)をもとに、"今の50代""昔の50代"の体型データを比較しています。
身長は約3センチ伸び、体重は0.64キロ減
そろそろ50代を迎えるのは、1960年代後半に生まれてバブル期に就職した「バブル世代」。華やかな時代を経験し、美容にも高い関心を持っているとされます。
「ダイアナ」では、各部位のサイズを測る体型診断を受けた50代女性のデータをもとに調査。昔を「1994年1月1日から98年12月31日までの5年間」(対象2万1995人)、今を「2010年1月1日から2014年12月31日までの5年間」(同2万295人)として比較しました。傾向把握のため、対象者の体重を45キロから65キロとして平均値を算出しています。
調査結果によると、昔の平均身長が152.97センチだったのに対し、今は155.95センチ。2.97センチも高くなっています。一方、昔の平均体重が55.55キロと比べ、今の体重は54.91キロと0.64キロの減。身長が伸びたにもかかわらず体重は減り、以前より"すらりほっそり"体型になっていることが分かります。
また、体の各サイズも比較しています。トップバストは昔92.92センチ、今90.92センチで2.01センチの減。アンダーバストは昔79.11センチ、今77.27センチと1.84センチ減っています。ウエストは昔75.06センチ、今73.69センチと1.37センチの減。ミドルヒップが昔90.86センチ、今89.47センチと1.40センチ減り、ヒップが昔91.35センチ、今91.29センチで0.06センチの減などとなっています。体の各部位すべてでサイズダウンしていることが分かりました。
ボディラインのメリハリ度合いを示すダイアナ独自の指標「PI」でも比較。「PI」は値が小さいほどボディラインのメリハリが大きいスタイル美人となりますが、昔は48.6で今は46.5という結果に。以前と比べてメリハリボディの女性が増えているといえそうです。
調査の結果、16~21年前の50代女性と比べて、最近の50代女性はプロポーションが良くなったといえそうです。
最近の女性は昔と比べ、美の探究心が高まっているのかもしれません。お互い、いくつになってもきれいな女性でいたいものですね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。