2014年も残すところあと3週間ですが、今年の外食に行った中では何が印象に残りましたか? 人気のグルメサイト「食べログ」が行った「あなたが選ぶ2014年の外食トレンドは?」調査で、「最も気になったもの」1位に輝いたのは「熟成肉ブーム」でした。
ファミレスや牛丼チェーンでも熟成ブーム?
「熟成肉ブーム」は全体の18.2%が支持。2位「『俺の』系列レストラン」(14.3%)、3位「パンケーキ」(10.7%)を振り切り、トップとなりました。「熟成肉」は、熟成により肉質が柔らかくなり、うま味成分のアミノ酸が増加します。通常のお肉より深みのある味になることもあり、今年は扱うお店が急増。今年2 月にニューヨーク発祥の人気ステーキハウス「ウルフギャング・ステーキハウス」が日本初上陸したのを皮切りに、高温焼き上げや猪の熟成肉に熟成肉の焼肉食べ放題、はては「熟成魚」登場まで幅を広げています。
「ロイヤルホスト」や「吉野家」など大手外食チェーンでも提供を開始し、以前より身近な味覚になったことも追い風となりました。
男女別では、男性の20.7%が「熟成肉」支持だったのに対し、女性は13.8%にとどまりました。草食系男子の増加が指摘されていますが、外食に限れば、男子の「肉食」志向は女子を上回るようです。
2位の「『俺の』系列レストラン」は、13年の1位に引き続き14年もトップ3入り。「俺のフレンチ・イタリアン」の店舗数増に加え、おでん「俺のだし」、「俺のスパニッシュ」など新ジャンルが登場したことなどが人気を後押しした形です。男女別でも男性15.1%、女性14.1%から選ばれ、性別を問わない関心の高さが特徴といえそうです。
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