皆さんは「マウンティング」という言葉をご存じでしょうか? 本来の意味は、サルなどの哺乳類が、他者との優位性を示すため「馬乗り(mount)」になること。この言葉が女性社会にも当てはまると、最近「マウンティング女子」なる言葉がはやっています。
「したことある」も3割
このキーワードが流行ったキッカケは、沢尻エリカさん主演のドラマ「ファースト・クラス」(フジテレビ系)。ライバルよりも優位にあると示すため、遠回しな表現で自慢しあう登場人物たちは、まさに「マウンティング女子」のお手本です。
結婚情報サイト「ウエディングパーク」の「ガールズスタイルLABO」は、20代~40代の女性122人に、「女性同士のコミュニケーション」に関する調査を実施。約8割の女性が「女性同士のコミュニケーションは男性よりも気をつかう」と答えました。
「マウンティング女子」についての質問では、5割以上がマウンティングされた経験があると回答。玉の輿で全身ブランドものになった友人や、仲間内で一番早く結婚が決まったのに「結婚はまだ焦らなくていい」と言ってきた友人などの体験談が寄せられています。
一方で、マウンティングを「したことがある」と答えた女性も約3割いました。彼氏ができたり結婚したりした時に、彼氏なしや未婚の友人の前で「幸せオーラ」を出す。後輩からバカにされた時に「締めるため」にするなど、それぞれ事情はあるようです。
また身近に「敵に回したくない女性」がいるかとの質問には、約7割が「はい」と回答。上司や気の強さ、ウワサ好きなど、影響力の強い女性が敬遠されるようです。
「ファースト・クラス」では、出版社のファッション雑誌編集部を舞台に、マウンティングが繰り広げられました。10月からの第2シーズンでも、ファッションデザイナー界に場所を移して、意地の張り合いを続けます。でも、これはあくまでドラマの話。実際に身に降りかかるのは避けたいですよね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。