2014/8/ 8

映画「バトルフロント」/ジェイソン・ステイサムの肉弾アクション全開 CGに頼らぬリアルなぶつかり合い

シルベスター・スタローンが製作・脚本を担当し、ジェイソン・ステイサムが主演した犯罪アクション「バトルフロント」。豪華キャストで人気の「エクスペンダブルズ」での共演を機に、二人の顔合わせが実現した。

「過去を捨てる」と決めると容姿も激変

麻薬捜査の潜入捜査官として、数々の危険な任務をこなしてきたフィル(ステイサム)。一人娘のマディ(イザベラ・ヴィドヴィッチ)を思い、仕事を辞めて亡き妻の故郷に移る決意をする。名前を変えて過去を捨て、フィルは田舎町で静かに暮らし始める。

一見穏やかで小さな町だったが、裏では麻薬密売人のゲイター(ジェームズ・フランコ)が牛耳っていた。フィルの正体を偶然知り、ある計画に利用しようと企むゲイター。娘のマディに危険が迫った時、フィルの怒りは極限に到達。襲い来る敵に一人立ち向かう──。

ステイサムの肉弾アクション全開だ。警官時代のフィルは、血の気の多い凄腕捜査官。長髪をたなびかせ、体を血に染めて事件を解決する。ところが「過去を捨てる」と決めると容姿も激変。髪を短く刈り上げ、娘を愛する普通の父親になる。ガラリと外見を変えることで「スイッチ」が切り替わる演出は、6月公開の前作「ハミングバード」でもみられた。

ステイサムのアクションは、CGに頼らぬリアルなぶつかり合いが持ち味。今回も47歳とは思えぬ切れの良さで、敵をバタバタと倒していく。3人の悪役にも注目だ。フランコは狡猾な犯罪者を熱演。愛人役のウィノナ・ライダーは清純なイメージを捨て、迫真の演技で麻薬中毒者を演じている。


「バトルフロント」(2013年、米国)

監督:ゲイリー・フレダー
出演:ジェイソン・ステイサム、ジェームズ・フランコ、ウィノナ・ライダー、ケイト・ボスワース、ラシェル・ルフェーブル、フランク・グリロ、イザベラ・ヴィドヴィッチ
2014年8月9日(土)、新宿バルト9ほかで全国公開。作品の詳細は公式サイトまで。

記事提供:映画の森

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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