4月26日公開のドイツ映画「バチカンで逢いましょう」の主演女優マリアンネ・ゼーゲブレヒトが、新作のPRで来日し、東京・赤坂で3月25日開かれた試食イベントに登場した。映画出演時のオリジナル衣装で現れたゼーゲブレヒト。「初めて訪れた東京は、大きくて素晴らしい街。人々も礼儀正しく親切。今回で終わりというのではなく、必ずまたいつか来日したい」と語った。
ローマ法王に会うため単身バチカンを訪れたヒロイン
同イベントは、「バチカンで逢いましょう」の劇中で重要な役割を果たすデザート"カイザーシュマーレン"を、都内のドイツ&オーストリア料理レストランでメニュー展開するキャンペーンの一環として開催。会場となったレストランNEUES(ノイエス)の野澤孝彦シェフが腕をふるった伝統菓子にゼーゲブレヒトもご満悦。日本語で「おいしい」を連発し、会場を沸かせた。
「バチカンで逢いましょう」は、ローマ法王に会うため単身バチカンを訪れたヒロインが、つぶれかけたドイツ料理店をシェフとして再生させる物語。老詐欺師とのロマンスや、娘や孫娘との家族愛を通して、人生の素晴らしさをうたい上げた人間ドラマだ。
映画「バグダッド・カフェ」(87)で日本でも知られるゼーゲブレヒト。「老人ホームに入ることをを拒否し、自由に世界に羽ばたいていく元気な女性を演じた」と語った。前向きな生き方で周囲の人々を幸せにしていくキャラクターは、「バグダッド・カフェ」さながら。イタリアの名優ジャンカルロ・ジャンニーニとの息の合った共演ぶりも見ものだ。
「バチカンで逢いましょう」(2012年、ドイツ)
監督:トミー・ヴィガント
出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト、ジャンカルロ・ジャンニーニ
2014年4月26日、全国公開。作品の詳細は公式サイトで。
記事提供:映画の森
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。