2014/2/ 3

映画「アナと雪の女王」/ディズニー・アニメ最新作 初の女性監督のミュージカル映画

ディズニー・アニメーション最新作「アナと雪の女王」(2014年3月14日公開)のクリス・バック、ジェニファー・リー監督らが1月30日、東京・六本木で記者会見した。両監督は「真実の愛を独自の角度で描いたミュージカル。音楽の美しさ、登場人物が困難を乗り越える姿は、日本の皆さんの心にも響くと信じている」と語った。

リー監督「自宅にトトロのカレンダーもあるの」

アンデルセンの童話「雪の女王」にヒントを得たミュージカル・アニメ。運命に引き裂かれた王家の姉妹が、凍った世界を愛で溶かす物語だ。米国では昨年11月に公開され、好調な興行成績を獲得。3月発表の米アカデミー賞で長編アニメーション、主題歌賞の2部門で候補となっている。

主題歌の「Let it Go」について、バック監督は「感情を豊かにする音楽。曲を聞いた人それぞれの心に響いている。映画を観て音楽を気に入った人が、サントラ(CD)を買い、また映画館に足を運んでくれる。本当にうれしい現象だ」と語った。

リー監督はディズニー・アニメ史上初の女性監督。日本の「風立ちぬ」と並んでオスカー候補となったことに「敬愛する宮崎(駿)さんと一緒で光栄。好きな作品は『千と千尋の神隠し』。自宅の居間にはトトロのカレンダーもあります」と話し、宮崎アニメのファンであることを明かした。

さらに、会見には日本語吹き替え版で主人公・アナの声をあてた女優・神田沙也加も出席した。神田は「ディズニーのヒロインの声を演じられたことは、今も信じられない。キャラクターの魅力が伝えわるよう演じた。もっと声を磨いて、アナと一緒に私も育っていきたい」と話した。

最後に監督から日本の観客へメッセージ。「真実の愛を独自の角度で描いたミュージカル。音楽の美しさ、登場人物が困難を乗り越える姿は、日本の皆さんの心にも響くと信じている。この作品を楽しんでほしい」と呼びかけた。


「アナと雪の女王」(2013年、米国)
監督:クリス・バック、ジェニファー・リー
製作総指揮:ジョン・ラセター
歌曲:ロバート・ロペス、クリステン・アンダーソン=ロペス
2014年3月14日(金)、2D・3D公開。作品の詳細は公式サイトで。

記事提供:映画の森

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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