韓国ドラマ「福寿草」出演の俳優ヒョン・ウソンがこのほど、東京都内で来日ファンミーティングを開催した。出演作はドラマ4作品と少ないものの、安定した演技で人気が拡大。「役に集中し、いい俳優になれるよう努力したい」と語った。
1979年生まれの34歳。2010年にドラマ「三姉妹」でデビューし、「可愛いあなた」(10)、「天上の花園」(11)、「福寿草」(12)に出演した。演技経験は浅いが1作ごとに存在感を増し、日本でも着実にファンを増やしている。
得意の料理をファンにふるまい
「福寿草」は復讐、事故、離別、血縁問題などが複雑に絡み、いわば韓流ドラマの王道的作品。ヒョン・ウソンは対立する女性二人の間に立つ人物を演じている。日本で名が知られるきっかけにもなった作品が、本人は「自分は演技がまだ下手。役に没頭してこそ言葉使い、視線ができる。集中しようと努力している」と謙遜。父と妹を亡くす役だったため、撮影中は「少し気持ちが不安定になり、眠れないこともあった。俳優の大変さを自分なりに感じた」と振り返った。
韓国でも高視聴率を記録した同作。日本でもファンに広く知られるきっかけになった。「いい形で終われたが、今でも実感がわかない。(日本など)外国で言葉も違う人たちが、作品を通じて会いに来てくれる。撮影は本当に大変だったが、その作品がこうして僕に名前をくれた。意義深いドラマだったと思う」と語った。
イベントでは得意の料理の腕をふるい、参加者にふるまったり、ドラマのシーンを再現して演じるなど、ファンとの交流を楽しんだ。
今は新年放送スタートの新作ドラマ「貴婦人」を撮影中。この日も前夜からの撮影を終え、現場から直接日本に駆けつけた。「応援してもらい感謝している。つらい時は皆さんのことを思い出し、いい俳優になれるよう頑張りたい」と話していた。
記事提供:映画の森
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