帰省や会合でどうしても食べ過ぎになってしまうお正月。夜更かし続きで生活のリズムが乱れて、冬の冷え込みで体調不良を崩して、便秘に悩む人も。
忘年会シーズンでの便秘対策として、居酒屋でも食べられる納豆やオクラなど水溶性食物繊維を含む食べ物や、寝る前のヨーグルトの効果はお伝えした通り。
年始からは気合を入れて便秘解消を!と意気込んでみるも運動や規則正しい生活は、なかなか難しい――。そんなものぐさなあなたでも始められる便秘解消法を、「腸のスペシャリスト」、小林弘幸先生に聞いてみました。
便秘の一因は「7度の気温差」
小林先生によると、便秘の一因は「7度の気温差」。朝の冷え込みの厳しい日に厚手のコートを着たものの、満員電車に乗ると汗ばんでしまうなど、冬でも人は7度の気温差は感じているものです。
「『自律神経』は『ストレス』によって乱れます。7度の気温差を感じると、体が『不快感』を感じ、自律神経のバランスが乱れはじめます」
便秘は腸のぜん動運動がうまく行われず、便が排出できない状態。「ぜん動運動を司っている副交感神経など、自律神経のバランスが乱れると腸の働きが悪くなるため、便を排出することができなくなり、便秘になると考えられます」と小林先生。つまり冬の気温差が、実は便秘の一因になっていたと考えられるのです。
では便秘を解消するにはどうすればいいのでしょうか。
「基本は①腸内環境を整える ②自律神経を整える努力をする ③適度な運動 の3つ。腸内環境を整えることが基本です。善玉菌優位な腸内環境に整えることが第1歩で、まずは食生活を見直して、腸内環境を整えましょう」
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。