クリスマスや忘年会、お正月と年末年始はイベントが立て込む時期。暴飲暴食、生活リズムの乱れでお通じの調子もよくないかも...と気にしている人も多いかもしれません。
どうすれば健康な腸環境を維持できるのか、日本で初めて便秘外来を開設した「腸のスペシャリスト」、小林弘幸先生にアドバイスを聞きました。
シメはラーメンよりソバ!?
体調は気になるけど、会社の付き合いなどで避けられない忘年会。せめて、お店で便秘に効果的なメニューはあるのか小林先生に聞いてみると、
「特に便が硬くなりがちな冬の便秘には『水溶性食物繊維』が摂れるメニューがおすすめです。たとえば、納豆、オクラ、海藻類など。居酒屋でもそういった食材が使われているメニューを選ぶとよいでしょう」とのこと。
食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があり、水溶性食物繊維は水分を含むとゲル状なり、硬くなった便をやわらかくして排出しやすくする作用があるそうです。
水溶性と、腸のぜん動運動を促す不溶性のバランスがいい食材はキウイやごぼうなど。ほかにも、乳酸菌が含まれている納豆、キムチ、味噌などの発酵食品も便秘対策には効果的だと言います。また、シメはラーメンではなく、水溶性食物繊維が多く含まれるそばがおすすめです。
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