初売りの名物「福袋」といえば、長蛇の列を作る女性のイメージが強いですが、実際の売場は徐々に変化しているようです。アパレルメーカーのワールドが関東1都3県に住む20~40代の男女1000人を対象に実施した「アパレルの福袋に関する意識調査」では、福袋の"新常識"が浮かび上がりました。
男性のほうが「福袋熱」が高い?
まず「アパレル福袋」の購入予定について、「購入を予定している」と回答した人の割合は全体の51.4%と約半数に。注目したいのは、調査が行われた10月上旬(2012年10月9日~11日)という時期です。だんだんと涼しくなり、ようやく秋冬商品が充実しているこの時期は、一般的に福袋の情報はまだほとんど出ていません。そうした状況の中でも約半数が購入を決めているということから、"アパレル福袋"への期待の高さがうかがえます。ちなみに男女別に見てみると女性の41.8%に対し、男性は61%にものぼりました。
次は、福袋の購入場所について。女性では「ファッションビル・商業施設」(57.4%)「百貨店」(48.8%)の回答が上位2つに選ばれ、男性では「百貨店」(56.8%)「セレクトショップ」(37.2%)となりました。さらに詳しくみていくと、男性は女性よりも「セレクトショップ」の項目が15%高く、女性は男性よりも「ファッションビル・商業施設」の項目が22%以上高く出て、男女で違いが見られました。
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