環境NGO「エコ・リーグ(全国青年環境連盟)」は2011年10月27日、「エコ大学ランキング」を発表し、全国総合1位に名古屋大学(愛知県)、2位に岩手大学(岩手県)、3位には私立部門トップの郡山女子大・同短期大学部(福島県)が入賞した。
「環境対策実施」1位は東大
エコ・リーグでは09年から、全国の大学法人を対象に二酸化炭素排出や温暖化・環境対策の現状に関する調査を実施し、1000点満点で得点を付けている。3年目の11年は7~8月に調査を行い、全国167大学法人から回答があった。
名古屋大(総合得点575.5点)は前年度のランキングで総合5位だったが、設備の更新などでエネルギー消費量を前年から大幅に削減し、順位を上げた。前年総合6位、私立部門2位だった郡山女子大(517.0点)は、太陽光パネル導入や省エネ・温暖化対策の推進によるエネルギー効率の向上などの結果、私立で1位、総合でも3位となった。
「環境対策実施状況」(290点満点)だけで見ると、1位は東京大学で254.5点、2位は千葉大学で251.0点、3位は日本工業大学で246.2点。福島第1原発事故による電力需要のひっ迫などを受け、全体で節電・省エネ対策の実施が進んでいることが分かった。
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