プラットホームの数や旅客収入額が日本一として知られる「東京駅」。丸の内駅舎保存復原の完成や、大丸東京店の増床オープンなどが続き、連日多くの人で賑わっています。
いま最もホットな駅ですが、丸の内側と八重洲側で雰囲気や町並みもガラリと変わります。ビデオリサーチが東京30km圏内で男女15~69歳約4000人を対象に実施したSOTO(屋外メディア総合調査)では、それぞれのイメージが明らかになりました。
丸の内駅側のイメージは、「高級感のある」「上品な」が多くのポイントを得ました。2002年の丸ビル全面改装オープンから早10年。その後も丸の内OAZOの開業や、丸の内仲通の整備、新丸ビルの再開発などが続き、洗練されたイメージが確立したようです。なお、10月1日からはいち早く冬のイルミネーションもスタートし、夜にはロマンチックな雰囲気が漂います。
一方の八重洲側は「買物に便利な」「にぎやかな」という点で、丸の内を上回る結果に。広大な面積に多彩なお店が連なる八重洲地下街をはじめ、八重洲の顔ともいえる大丸東京店のイメージが定着していると思われます。また、新幹線の改札が集中していることから、行きかう人々の喧騒が感じられるのもその理由かもしれません。
競うように再開発が行われた丸の内と八重洲ですが、そのイメージはかなり違うようです。エキナカにはグランスタやエキュート東京、そして駅から広がる2つの顔を持つ東京駅。通勤・通学での利用はもちろん、ショッピングや食事を楽しむ一大施設として、引き続き注目を集めそうです。
※SOTOは鉄道(路線・駅)系データ、街(来街)系、道路利用状況、メディア接触時間帯、商品購買・店舗利用など「屋外メディア」と購買の関係を調べる屋外メディア総合調査。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。