関東初の百貨店併設型ターミナルビルとして1931年に開業した「浅草駅ビル」が2012年11月21日、新たな商業施設「EKIMISE(エキミセ)」としてグランドオープンします。
コンセプトは"浅草プラットフォーム(人が行き交う場所)"。東京スカイツリー(R)をはじめ、日光・鬼怒川の玄関口である浅草に、東京ソラマチ(R)につづく新たな商業施設として誕生します。開業当時から営業している老舗百貨店「松屋浅草」に加え、2010年に売り場を閉鎖した4~7階の内装を一新し、ファッションやライフスタイル雑貨、レストランなど新たに52店舗がオープンします。
中でも注目は7階と屋上で構成される「駅見世小路(えきみせこうじ)」。日本の"ものづくり"に焦点を当てた7階「EAST-TOKYOマーケット わのいち」には、伝統と技術が息づくクリエイティブでデザイン性の高い雑貨や小物がそろいます。はんなりした京都の風を感じられる和雑貨店「京都 たち吉」や、愛媛で大人気の今治タオル専門ショップの東京1号店「今治極上手巾 伊織」、大相撲グッズを集めた「好角家(こうかくか)」など、関東初出店のショップも続々。
7階の飲食店街「駅見世ごはん」にも、島根県隠岐郡海士町の観光協会が運営する「離島キッチン」をはじめ、大正13年に築地で創業した本格江戸前寿司店「築地すしくろ」、恵比寿に本店を構える人気とんかつ店「恵比寿キムカツ」など、バラエティ豊かな7店が並びます。
屋上には、開放感あふれる「浅草ハレテラス」が広がり、東京スカイツリーを一望できる展望デッキや休息スペースが設けられます。青空の下、ショッピングの合間にスカイツリーを眺めながら休憩したり、美しくライトアップされた夜の東京スカイツリーを楽しんだりと、気軽に利用することができます。
ことし5月には大時計の復元なども行われ、開業当時のモダンな外装に蘇えった同ビル。東京スカイツリータウン(R)や浅草観光とあわせて楽しむ、新たな観光スポットとして注目を集めそうです。
東京スカイツリーライン浅草駅直結。営業時間は物販が10時から20時、レストランが11時から22時まで。
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