2012年は、レンブラントと並び17世紀を代表するオランダ人画家、ヨハネス・フェルメールにちなんだ展覧会が、渋谷、銀座、上野と都内で立て続けに開催されます。フェルメール作品は現存するものが、全部で30数点しかないと言われています。多くの作品を間近で鑑賞できる、めったにないチャンス到来です。
ヨハネス・フェルメール 「真珠の耳飾りの少女」
息吹き返した「傑作」を世界初公開
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムがリニューアルオープンと共にスタートした「フェルメールからのラブレター展」(2011年12月23日~2012年3月14日)では、「手紙を読む青衣の女」、「手紙を書く女」、「手紙を書く女と召使い」の3作品を同時に鑑賞できます。「手紙を読む青衣の女」は、所蔵するアムステルダム国立美術館が修復した後、世界で初めて本国オランダに先駆け、日本で公開することでも注目を集めています。1月25日には、京都・宮城での巡回展を含み、累計入場者数が60万人を突破しました。
17世紀のオランダを彩った古楽器によるコンサートや、隣接するBunkamuraル・シネマで映画「真珠の耳飾りの少女」を特別上映するなど、特別企画もあります。入場料は大人1500円、大学・高校生1000円、中学・小学生700円。(関連記事)
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