震災後、さまざまなところで「自粛ムード」が広がりましたが、夏休みの旅行意欲は徐々に回復しているようです。フォートラベルが旅行好きのユーザー約1000人に対し、8月に実施した「2011年夏休みの旅行動向調査」によると、夏休みの過ごし方は「海外旅行」が42.9%でトップになりました。
2位は「国内旅行」で22.6%。その後は「自宅中心で過ごす(15.1%)」「帰省(5.7%)」「日帰り旅行(3.9%)」の順となりました。昨年比でみてみると、海外旅行は9.8ポイント増、国内旅行は5.5ポイント減、自宅は3.4%減で、とりわけ海外旅行に人気が集まったようです。地域別では、関東地方のユーザーが平均を上回って支持をしていました。
調査は2011年8月22日から28日の7日間、20代~50代を中心としたフォートラベルユーザーに対して実施。有効回答は1169件。
同社の旅行アドバイザーは「旅行意欲は順調に回復、例年並み以上という結果になった」と指摘。11年GWは海外・国内ともに昨年比0.9ポイント減だったことから、今回はトータルで見るとプラスに転じた、としています。さらに、首都圏で海外旅行志向が高まった要因としては、「節電の影響などにより、首都圏の休暇日数が他地域より長かったこと」や、「震災の影響で国内旅行の行き先の選択肢が狭まったこと」などの環境的なことが挙げられるとしています。
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